暇を持て余している猫の仕草
猫にもちょっぴり退屈なときがあります。そんなときは次のような仕草をしてアピールします。
1.飼い主さんの目の前で寝転がる
飼い主さんの視界に入る位置で「ゴロン」と寝転がる仕草は、「遊ぼうよ」サインです。つまり暇なのです。
子猫の場合は、寝落ちするまで遊ぶとしばらく寝てしまいます。飼い主さんもリフレッシュのつもりで遊びに付き合ってあげると良いでしょう。
2.スリスリする
猫のスリスリには「におい付け」という意味もありますが、よくあるパターンは「甘えたい」アピールです。
「遊んでないでなでなでして〜」という気持ちの表れなので、優しく撫でてあげると喜びます。
3.飼い主さんの顔を覗き込む
飼い主さんの顔を覗き込む仕草も構ってアピールの1つです。「ねぇねぇ、何してるの?」という感じです。
4.「ニャー」と鳴く
人と暮らす猫はよく鳴いてアピールをします。「ニャー」という長い鳴き声は要求のサインです。
暇だから遊んでほしいというのも理由の1つです。全ての欲求に応える必要はありませんが、忙しいときは「後でね」といったうえで無視するようにしてください。
5.邪魔をする
最もストレートなアピールとして、イタズラや邪魔をする行動が挙げられます。すぐに構いすぎると行動がエスカレートする可能性が高いので、やはり「後でね」といって無視をする必要があります。
これは普段から遊ぶ時間帯を決めておき、必ず遊んでもらえるというルーティーンができれば改善します。構いすぎ、構わなすぎどちらもトラブルの元になってしまうのです。
そもそも猫はいつ暇を感じるの?
そもそも猫は、どのような状況で退屈しやすいのでしょうか?
夕方以降の時間帯
猫は、夕方や朝方などの薄暗い時間帯に活発になります。家猫の場合は夜行性に近いような状態といっても良いかもしれません。
本来は狩りをする時間帯に狩りができないと暇になってしまうのです。この習性を逆手にとって、夕方以降の時間帯に遊ぶ時間を組み込むとイタズラ防止につながります。
ひとり遊びができる蹴りぐるみなどを渡しても良いでしょう。
飼い主さんが何かに熱中している
飼い主さんがスマホやPCなどに熱中していると、半ば嫉妬の意味合いも込めて構ってアピールをします。
これも適度に構うことで改善する可能性があるので、毎日必ず遊ぶ時間を作ってあげてください。
まとめ
猫も暇を持て余すことがあります。そういうときは、ここで紹介したような仕草でアピールをします。ちなみによく寝るのは体力温存で、狩りに備えた大事な仕事になります。
アピールが強い段階で構いすぎると味をしめてしまいますが、普段から構わなすぎるとストレスを感じるようになってしまいます。
猫はルーティーン化した生活を好むので、遊びもルーティーンの1つに加えてみましょう。コミュニケーションの一環にもなりますし、退屈予防にもなるので習性を利用して工夫してみてください。