猫は時間が経つと飼い主を忘れる?
久々に帰省したら、愛猫に威嚇されたという経験はありませんか?猫は、しばらく会わないと飼い主さんを忘れてしまうのでしょうか。
猫は賢いので、そう簡単には忘れません。ただし、次のような条件が揃ってしまうと、一瞬誰だか分からなくなってしまうことがあります。
においが変わっている
飼い主さんが身にまとっている服や、髪の毛のにおいなどは、家を離れることで変化します。長期的に離れてしまうと愛猫のにおいも消えているので、「この人誰?」という現象が起こるのです。
話し方や雰囲気が変わる
人にはそれぞれ話し方の癖があります。その特徴が変化すると、猫にとっては別人のように感じてしまいます。
雰囲気も同様です。猫は感覚が鋭いので、飼い主さんの気配が変わると戸惑うことがあります。
簡単に忘れられないようにするには?
一瞬忘れてしまったような反応を防ぐには、どのような行動を取れば良いのでしょうか?
再会した時にすべきこと、さらに離れる前からしておくべきことを紹介いたします。
いつも一緒にいたときの服を着る
例えば実家に住んでる猫の場合は、元々実家にいたときの服を着ることで、飼い主さんが実家のにおいになります。長期主張から帰宅した際は、家の服に着替えましょう。
においが戻ることで安心し、愛猫の反応も元に戻る可能性が高いでしょう。
リラックスする
飼い主さんがリラックスすることで、自然と雰囲気が戻ります。これも安心に繋がる大切な要素です。
外出時の緊張した雰囲気のままでいると、普段家の中のリラックスした雰囲気と異なってしまうため別人と認識されてしまう可能性があります。
幼い頃から絡んでおく
猫には社会化期と呼ばれる時期があります。生後2〜3ヶ月頃にたくさん絡んでおくと、忘れられることもなく関わり続けることができるでしょう。
日頃からお世話をする
猫は、お世話をしてくれる人に懐きます。日頃からご飯の準備や、トイレ掃除を積極的にしておきましょう。
そして、再会した時も同じようにお世話をしてあげてください。マイルールや癖の雰囲気から「飼い主さんだ」と認識しやすくなります。
まとめ
猫は記憶力が良いので、滅多なことでは飼い主さんを忘れません。しかし、長期間離れてしまうと混乱が生じることがあります。主な理由は、においや雰囲気の変化です。
ここをカバーするためにも、再会したときは実家や自宅のクローゼットにある服を着て接しましょう。心を落ち着かせて雰囲気を戻すことも大切です。
日頃から愛猫が求めているお世話をしておくこともポイントが高いでしょう。後は愛猫から近づいてくれる時を待ってあげます。
完全に忘れ去られることはないですが、状況によっては一瞬「誰だっけ?」という反応になる可能性はあります。
久しぶりの再会の時は愛猫のペースに合わせて、少しずつ以前の関係に戻れるようにしていきましょう。