猫が人の顔に手を乗せてくる理由
ソファーの上で寛いでいる時や、何かに集中している時、愛猫が顔に手を乗せてくることはありませんか?
この謎めいた行動には、次のような気持ちが込められています。
1.愛情表現
愛情表現の1つとして、手を乗せることがあります。特徴的なのは、主に頬や口元に触れることが多いことです。
甘えたい気持ちも含まれているため、こちらも頬のあたりを撫でたりして気持ちに応えてあげてください。
2.何かしてほしいことがある
欲求のサインとしても見られます。お腹を空かせていないか、飲み水が少なくなっていないかなどをチェックしてみてください。
介助が必要な猫の場合は、トイレなどの欲求という可能性もあります。
しきりに顔を触る時は「何を求めているのかな?」と疑問を持ってあげましょう。
3.遊びに誘っている
人と暮らす猫は、飼い主さんに遊んでもらうと「楽しい」という感覚を覚えます。そうすると「遊ぼうよ」と誘うようになるのです。
猫は短期集中的な遊びで満足できるので、できる限り付き合ってあげてください。
4.アピールしている
顔に手を乗せられるタイミングを思い返してみてください。愛猫以外の何かに熱中していませんか?
そう、構ってほしいという気持ちを込めてアピールしているのです。遊びに誘われた時と同様に、少しだけ付き合ってあげれば気持ちが満たされます。
忙しい時の対処法
タイミングが絶妙で不思議なこの行動。「できるだけ付き合ってあげて」といわれても、難しい時もあるでしょう。
そういう時は次のような行動で対処してください。
- ゆっくり瞬きをする(猫流の愛情表現)
- 声をかける(気にかけているよというアピール)
- おもちゃを投げる(ワンアクションだけする)
- いっその事誘いに乗ってしまう
最後の対処法は、特に子猫相手の場合に有効です。寝落ちするまで遊んでしまえば、しばらくの間は眠り続けます。その分作業が捗るようになるので、意外と効率が良くなります。
まとめ
「人の顔に手を乗せてくる」という謎めいた行動には、可愛らしい気持ちが込められていました。これは、スキンシップや遊びなど、楽しいことを共有するチャンスといえるでしょう。
どうしても手があかないという場合を除き、誘いに乗らない手はありません。
意外なリフレッシュ効果もあるので、仕事や考え事が煮詰まった時は猫の手を借りてリセットしてみると良いかもしれません。