なぜ砂をかけてくれないの?
猫は基本的にとても綺麗好きな生き物であり、自分の排泄物のにおいが周りに充満するのを嫌う傾向にあります。そのため、大体の猫が猫砂(野良猫の場合は外の砂や土)を排泄物の上にかけるのが普通といえるでしょう。
しかし、猫砂の状態や猫の心情によってはこの「猫砂をかける」という行為をしないケースもあるのです。
一体どのような理由から猫砂をかける行為をしなくなるのでしょうか。今回は意外と猫好きさんにも知られていない(!?)驚きの理由について解説してまいります。
1.砂をかけるのが手間だから
猫も人間と同じで「本当はやらなくてはいけない事だけど面倒だからやりたくない」といった気持ちになることがあります。そのため、排泄後になんとなく猫砂をかけるのが面倒で億劫になることもあるようです。
猫砂をかけるというだけの行動なのに手間に感じるの?と思う方もいるかもしれませんが、人間だってものすごく些細な事が億劫になる瞬間ってありますよね。きっと猫も「砂をかけること位、やろうと思えばすぐにできるけどやりたくない」という気持ちになることがあるのでしょう。
このケースに当てはまる場合、一過性であるため放置しておいてもまた再び猫砂をかけてくれるようになります。
2.猫砂が合わず上手にかけられないから
猫砂にも色々な種類がありますよね。とても細かい粒タイプのものもあれば、0.5mm〜1cmほどある大粒のものまでバリエーションは豊富です。
そして猫にとって「かけやすい砂の種類」も変わってきます。細かい粒の砂を好む猫もいれば、大粒の砂を好む猫もいます。
苦手なタイプの猫砂を飼い主さんが買ってきてしまった場合、愛猫は渋々それを使うことになるわけですが、やはり合わないため排泄後に猫砂をかけなかったり、かけているつもりでも「上手くかけられていない」といった現象が起きてしまうようです。
もし愛猫が使いづらそうに猫砂を使用している場合は一旦砂の種類を変えてみるのもおすすめといえるでしょう。
3.砂をかける必要がないと思っているから
猫がそもそも砂をかけるのは「自分の存在を他の猫や天敵に知らせたくないから」というような本能からくる理由があります。
つまり、「他の猫や天敵の存在を恐れる必要がない」と思っている猫は、砂をわざわざかけなくても良いということになります。
その結果「他の猫や天敵なんてへっちゃらな位自分は強い!」と思っている猫は猫砂をかけない場合もあるのです。
まとめ
猫が砂をかけないのは、猫自身に原因があるケースもあれば猫砂に原因があるケースもあります。
そのため、もし愛猫が猫砂をかけていない場合は、どこに原因があるのか探ってみるところから始めてみるとよいでしょう。