猫のお世話は誰に依頼する?
留守中は、誰かに家に来てもらって猫のお世話をしてもらわなければなりませんね。親類や友人など、信頼できて、猫にも慣れている人に来てもらうのが一番です。
しかし、近くにいなかったり、時間が取れないなどで難しい場合もあります。そんな時に頼りになるのが、「ペットシッター」です。とくに猫専門のペットシッターを「キャットシッター」と言いますが、猫のお世話を専門に行っているので、安心感があります。
猫のお世話全般以外にも、植物の水やりなどをお願いできたり、猫の様子をメールなどで知らせてくれることも。
知らない人に家に来てもらうのに抵抗がある場合は、ペットホテルという方法もありますが、猫は環境の変化に弱くストレスをためやすいので、慎重に決めましょう。
1.事前に打ち合わせをする
当日トラブルにならないよう、事前の打ち合わせは重要です。ペットシッターにお願いする場合、留守中に鍵を預けるわけですから、やはり信頼できる人かどうか、見ておく必要もあります。
ペットシッターを依頼する際にチェックしておきたいのは「動物取扱業」の登録があるかどうかです。また、シッターさんも猫に関する専門の資格を有していると安心です。過去にトラブルがなかったかどうか、口コミなどもチェックしてみましょう。
事前の打ち合わせは、親しい人であっても家に来てもらって、猫にも会わせましょう。猫の性格や特徴、気になる点も伝えておきます。フードや猫砂の置き場所を伝え、掃除の方法も確認しましょう。
口約束だけでなく、紙に書いて渡しておく方が確実です。キャットフードや猫砂は、万が一帰宅が遅れた時のために、余分に用意しておきましょう。
2.貴重品の管理をしっかり
信頼できる人であっても、留守中に鍵を渡して家に入ってもらうわけですから、トラブルが起こらないとも限りません。
猫のお世話に必要な部屋以外には入らないよう伝え、貴重品の管理は自身でしっかり行っておきましょう。貴重品はわかりにくく、できれば鍵がかかる場所に置いておくのが安心です。
もし可能なら、ペット用カメラを設置しておくと、猫の様子も確認でき、さらに安心です。音声通話機能で猫に声をかけることができるものもあります。猫の方も飼い主の声を聞くことで、寂しさが軽減するかも知れません。
3.緊急時の対応もチェック
留守中に猫の具合が悪くなってしまった…。そんな時は、お世話を依頼する人に動物病院に連れて行ってもらう必要があります。かかりつけの動物病院を伝え、診察券や移動に使っているキャリーバッグも用意しておきましょう。
ペットシッターに依頼する場合も、緊急時には動物病院へ連絡してくれたり、連れて行ってくれることが多いです。その点も事前に確認しておきましょう。
留守にする前に、猫を動物病院に連れて行って健康チェックをしておくことをおすすめします。
特に見た目では分かりづらく、発症した場合に緊急性が高い病気として腎臓病や泌尿器疾患が挙げられます。
一般身体検査や血液検査だけではわからないので、超音波検査や尿検査も事前に受けておくと安心でしょう。
まとめ
数日にわたって家を空ける場合、猫のことがとても心配ですね。信頼できる人に猫のお世話を依頼できたら安心して出かけることができます。帰宅したら、忘れずにお礼をしましょう。
家族や親類ではお土産だけという場合もありますが、友人・知人なら少額でも謝礼を渡しておくと今後もお願いしやすくなると思います。親しい間柄で受け取らないという場合も、お土産だけは用意しておきたいですね。仕事として来てくれるシッターさんに対しても、感謝の気持ちを伝えましょう。
それから、お留守番を頑張ってくれた猫へのフォローも忘れずに。特別なおやつなどご褒美をあげたり、十分にスキンシップしてあげて下さいね。