猫が飼い主に『切実にお願いしたいこと』5つ

猫が飼い主に『切実にお願いしたいこと』5つ

猫の一生が幸せなものになるかどうかは、飼い主さん次第です。可愛い愛猫が日々を穏やかに、そして喜びや楽しさをたくさん感じながら生きていけるように、できる限りのことをしてあげたいですよね。幸福な一生を送るために、猫から飼い主さんに切実にお願いしたいことをご紹介します。

猫の幸せは飼い主さん次第

飼い主さんに抱っこされる猫

猫は飼い主さんに対して「おやつが欲しいよ」「一緒に遊んで!」などの、可愛いおねだりをしてきますよね。しかし猫には日々のささやかなおねだりよりも、もっと切実な気持ちで飼い主さんにお願いしたいことがあるのです。

猫から飼い主さんへの、これだけは守ってほしいというお願いごとを5つご紹介します。猫が幸せな一生を送れるかどうかは、飼い主さんがこれらのお願いをどれくらい叶えてあげられるかにかかっているといっても過言ではありません。愛猫のために飼い主さんがやるべきことを、ぜひ改めてご確認ください!

愛猫から飼い主さんへの5つのお願いごと

撫でられながら眠る猫

1.安全を確保できないなら外に出さないで

愛猫が窓の外の景色を眺めている姿を見て、「この子を外に出してあげないのは可哀想なのでは?」と思う飼い主さんもいることでしょう。しかし外の世界は、猫にとって危険がたくさんあります。交通事故にあったり野良猫と喧嘩をしたり、脱走したまま行方不明になってしまうケースも珍しくないのです。

猫を外に出すのはリスクがあることを認識し、安全を確保できない場合は外に出すのはやめましょう。飼い主さんがたっぷり愛情を注いであげれば、猫はお家から出られなくても十分に楽しい日々を過ごせるはずですよ。

2.健康管理をしっかりして

猫は「少し太ってきたからおやつを控えようかな」「もう若くないから健康診断を受けてみようかな」などと、自分で健康を管理することはできません。本人の代わりに健康管理をするのは飼い主さんの務めです。

甘やかして人間用の食べ物を与えたり、肥満になるほどおやつやごはんを多く与えたりすることはやめてくださいね。美味しいものを食べたその時は愛猫も喜びますが、結果として病気になったり寿命を縮めたりしてしまう可能性があります。

また猫は体調が悪くても辛さを伝えられないので、小さな不調のサインも見逃さずにすぐに動物病院に連れて行くことも大切です。愛猫は1日でも長く飼い主さんのそばで生きていたいはずです。健康と長生きのためにできる限りのことをしましょう。

3.いつも清潔でいさせて

猫はとても綺麗好きです。毎日念入りに毛繕いをして、汚れのない美しい毛並みを維持しています。しかし抜け毛をたくさん飲み込んでしまうのを避けるためにも、自分では届かない所のケアをするためにも、飼い主さんがブラッシングでお手入れのサポートをしてあげたいですね。

また猫が生活する室内をこまめに掃除することと、猫のトイレを常に綺麗な状態に保つことも重要です。綺麗好きな猫が快適に過ごせる環境を整えましょう。

4.マイペースな猫に合わせて

猫は基本的にマイペースなので、飼い主さんの都合で構われたり放っておかれたりするとストレスを感じます。飼い主さんが愛猫とのスキンシップで癒されたい時でも、愛猫がご機嫌斜めでそっとしておいてほしい気分ということもあるのです。

「せっかく撫でてあげようとしたのに!」などと腹を立てるのはやめましょう。そのマイペースなところも含めて猫の魅力ですから、飼い主さんが愛猫のペースや気分に合わせてあげてくださいね。

なかなか懐いてくれない猫に対して、無理に距離を縮めようとするのもNGです。猫は警戒心が強い動物なので、心を許してくれるまでに時間がかかる子もいます。犬などの他のペットや他の猫と比べたりせず、その子のペースを大切にしてゆっくり絆を深めていきましょう。

5.最期まで大切にして

猫から飼い主さんへのお願いの中でも最も切実なのが、捨てないでずっとそばにいてほしいというものでしょう。ペットが命を終えるその時までしっかりお世話をする「終生飼養」が飼い主さんの責任ですが、悲しいことに捨てられてしまう猫が後を断たないのが現状です。

猫の寿命は15年。その間毎日欠かさずお世話ができるのか、経済的に問題はないのか、自分の生活環境が変わって猫と暮らせなくなる心配はないのかといった点を、猫を飼う前によく検討する必要があるでしょう。

最期まで愛猫を大切にして、出会えたことやそばにいてくれたことにお互いが感謝しながらお別れができたら、愛猫にとって何よりの幸せなのではないでしょうか。

まとめ

飼い主さんの手をぎゅっと掴む猫

猫にとっての幸せは高級なおやつをお腹いっぱい食べることでも、毎週のように遊びに出かけることでも、SNSで人気猫になることでもありません。自分のことを愛してくれる飼い主さんがそばにいて、安心できる環境で暮らせるのが1番の幸せなのです。

愛猫が人間よりも短い人生で幸せを少しでも多く感じられるように、猫からの切実なお願いをどうか叶えてあげてくださいね!

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