猫が『のそのそ歩き』をしている時の心理4つ 長期間の場合は要注意

猫が『のそのそ歩き』をしている時の心理4つ 長期間の場合は要注意

猫の歩き方をよく見ると、その時にどのような気分なのかがわかるようです。今回は、猫がのそのそと歩く時の気持ちを見ておきましょう。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.獲物がいるニャ!

狙いを定めている猫

猫は狩りモードになると、対象に対して見えないように背をかがめてゆっくりと歩きます。

電線やベランダの塀に止まっている鳥を窓から見つけたのでしょうか。鳥との距離を縮めるように、低い体勢でのそのそ歩き対象へ近づいていきます。カカカカ言ったり、尻尾を横に振ったり猫が集中をしていますから、邪魔をしないようにしてあげましょう。

2.警戒をしなきゃニャ!

尻尾を下げながら歩く猫

猫は怪しい雰囲気を察知すると、のそのそ歩きながら自分の安心する場所に隠れてしまいます。

病院へ行く、シャンプー、お世話など猫にとって嫌なことは沢山あります。キャリーバッグを出したり、シャンプーやお世話のグッズを出したり準備をしようものなら存在感を消すように、スピードを出さずにのそのそ歩いて逃げてしまいます。

3.やる気が出ないニャ…

歩いている猫

部屋の中が暑くなり過ぎたり、肥満気味になったりすると、猫はのそのそと歩くことがあるかもしれません。

暑い日に何となくやる気が出なくなるのは、猫も人間も同じようです。食べることが大好きな猫が食べては眠るという生活スタイルを続けると肥満気味になります。そして、動くことが億劫になりトイレやご飯の往復にのそのそ歩く姿が見られるかもしれません。

4.病気や怪我の場合も

歩くスコティッシュフォールド

脳や神経、臓器などの異常や、骨折や脱臼などからのそのそ歩いている場合もあります。

歩く時にふらつく、まっすぐに歩けない場合は、大きな病気を抱えている可能性があります。脳や神経などの異常、ホルモンやミネラルのバランスの崩れ、腫瘍や中毒などが考えられます。

ふらつきはないものの、ゆっくりとしか歩けない場合や歩きたがらない場合、元気食欲がない場合は、その他の内臓疾患も疑います。

足をつけられないような歩き方は、骨折や脱臼を疑った方が良いでしょう。そしてスコティッシュ・フォールドやマンチカンのような骨軟骨異形成による骨瘤のできやすい猫種も注意が必要です。少しでもおかしいと感じられるならば、すぐに病院を受診してください。

まとめ

のそのそ歩きをする子猫

猫が『のそのそ歩き』をしている時の心理4つ 長期間の場合は要注意についてお伝えいたしました。

のそのそ歩きにも色々な気持ちが含まれていることが分かりますね。

なお、病気でのそのそ歩いている可能性がある場合は、早めに気がついて病院に連れていくようにしましょう。

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