1.単独行動の動物だから
犬のように群れを作る動物には、リーダーが存在し、群れの中で生きるためのルールがあります。しかし、猫は群れを作らない単独行動の動物です。自分だけの縄張りを持ち、単独で狩りをしてきました。リーダーに従う必要もなく、群れの中で守るべきルールもありません。
ただ、単独行動の動物同士とはいえ、猫社会にもルールはあります。無用な争いを避けて命を守るためには、猫の間でもルールが必要なのです。
群れを作らないながら、猫同士が出会えばルールを守る、この野生時代からの習性が残っているため、現代の猫も気まぐれのように見えるのです。
2.距離感を大切にするから
単独行動の動物である猫は、自分の身は自分で守らなければなりません。そのために、自分の利益になることか否かで行動するという習慣が身についています。
自分にとって良いことがありそうな時、自分がそうしたい時には相手に近づき、そうでない時は程度な距離を置く。これは、飼い主に対しても同じことなので、甘えてきたかと思えば素っ気ない態度になるなどの気まぐれと捉えられてしまうのです。
3.表情がないから
猫は、感情を表情に現すことがあまりありません。無表情にも見えますね。でも、感情がないわけではありません。猫には表情筋が少なく、感情が現れにくいのだそうです。
これも、猫が単独行動だから。ひとりでいれば、相手に感情を伝える必要がなく、逆に相手からも表情によって情報を得る必要がありませんね。
怒っていても喜んでいても表情がわかりにくく、機嫌が悪くて逃げ出しても突然いなくなってしまったように見えるので、気まぐれだと思われてしまうのです。
猫がツンデレなのはなぜ?
猫はツンデレと言われています。甘えてすり寄ってきたかと思えば、突然どこかへ行ってしまったり。気持ちよさそうに撫でられていたのに、突然怒りだしたり。遊びに誘っても、気分がのらない時は反応しません。
その時の気分で、まったく違う行動をしますね。猫は、自分のペースを大事にしているので、ツンデレになっちゃうんです。わがままとも捉えられてしまいがちですが、猫の野生時代からの習性を考えれば、頷けますね。
ツンデレは、猫の魅力でもあります。飼い主が猫がなぜその行動をするのかを理解してあげられれば、お互いによい関係が築けるはずです。
まとめ
猫は気まぐれだし、ツンデレです。でも、そこがまた魅力でもあります。触らせてくれなかったり、呼んでも無反応だと、嫌われてるの?なんて感じてしまうこともあるかも知れません。でも、そんなことはありません。
猫は飼い主のことが大好きです。甘えたくて寄ってくる時は、気が済むまで構ってあげて下さいね。それに、表情が見えなくても、耳やしっぽで反応してくれていることもありますよ。