1.好きな人
猫が母猫やきょうだい猫のように親しみを覚えている人に対しては、後をついてべったりしていたり、体をこすりつけて甘えたりします。猫が自分から近づくのは相手のことが好きなときです。甘えさせてくれたり、遊んでくれたりすることが猫が「好き」と思うポイントです。
「猫のことが苦手」という人が猫に好かれる場合もあります。猫のことが苦手な人は猫を構うことが少なく、猫が嫌がることをしません。それが猫の好奇心をかきたてて、好かれるきっかけになる場合があるのです。
2.嫌いな人
猫は嫌いだと感じた人には近づきません。猫が嫌いだと感じている人が猫に近づくと「シャー!」と牙を見せて鳴いたり、低い声で「ウー」とうなって威嚇をします。さらに近づこうとすれば猫パンチや噛みついて攻撃をしたり、逃げて隠れてしまったりします。
猫は警戒心が強い生き物なので、信頼できない人に対してはこのような態度を取ります。動きが大きい、声が低い、しつこく構う、追いかけてくるなどされると、その人を怖がったり嫌いになってしまいます。
3.小さな子ども
猫と小さい子どもとの相性は良いとは言えません。猫は小さい子どもの予想ができない動きや甲高い声に驚いてしまうためです。「こっちに来るかも」と子どもが近づくのを察知すると逃げてしまいます。我が家の猫達も子どもの声が聞こえると目を丸くしてすぐに逃げて隠れてしまいます。
4.興味がない人
猫は興味がない人に対しては、何の反応も示さなかったり、そっけない態度をとったりします。名前を呼んでも耳やしっぽも動かさずに無視をしたり、近づこうとすればそっけなく離れたりします。その人は猫にとってメリットもデメリットもないためです。我が家の猫も、猫と遊んだりお世話をしたりしない家族に対してはこのような態度です。
5.ごはんをくれる人
猫はごはんをくれる人に懐きやすいです。お腹が空いたら可愛く甘えたり、大きな声で鳴いたりします。アピールすればごはんがもらえるということを、ちゃんとわかっているのです。
猫に早く好かれたいときは、猫のごはん係になるのがおすすめです。
まとめ
猫は自分がその人をどのように思っているかで態度が変わります。甘えられてうれしい人、安全ではないから警戒するべき人、可愛くアピールするとメリットがある人、メリットもデメリットもない人などの理由で分けています。
家族やお客さんが来たときなど、猫の態度を観察してみると、猫がどのように思っているのか分かっておもしろいかもしれませんね。