猫の名付けにタブーはある?
愛猫の名前は、基本的に飼い主さんの好みで自由につけていいものです。悩んだ時は猫の名前ランキングで上位になる人気の名前を参考にするのもよいですし、他の猫と被らない個性的な名前を付けて愛猫への唯一無二のプレゼントにするのも素敵ですよね。
とはいえ、猫の名付けには注意するべき点もあります。よく考えずに名前を決めてしまうと、あとあと不都合が生じる可能性も…。破らないように気をつけたい名付けのタブーを解説するので、これから愛猫の名前を決める飼い主さんはぜひご確認ください!
愛猫の名付けは慎重に!6つのタブー
1.猫本人が覚えられない名前
猫は自分の名前を理解する知能があります。名前を呼んで、愛猫が振り向いてくれるなどのリアクションがあると嬉しいものです。愛猫が自分の名前をしっかり覚えてくれるように、覚えやすいシンプルな名前を選ぶことをおすすめします。
長い名前は正しく覚えてもらえないかもしれませんし、飼い主さんも2~3文字程度の短い名前のほうが呼びやすいのではないでしょうか。必要以上に凝った名前は、猫本人にも飼い主さんにも馴染みにくいので避けましょう。
2.同居猫と区別がつきにくい名前
多頭飼いをしている場合、似たような名前を付けて兄弟っぽくしたいという飼い主さんもいることでしょう。しかし同居猫と区別がつきにくい名前にしてしまうと、猫たちが混乱してしまう可能性があります。
発音が近すぎる名前や紛らわしい名前は、飼い主さんが自分を呼んでいるのか同居猫を呼んでいるのかわからなくて、愛猫が戸惑うという事態を招きかねません。区別がつきやすい名前にしたほうが何かと便利なのではないでしょうか。
3.人前で呼ばれて恥ずかしい名前
愛猫にユーモア溢れる名前や個性の強い名前を付けたいという飼い主さんは、人前で呼ばれる時のことも考える必要があります。家の中で呼んでいるぶんには楽しい名前でも、動物病院で名前を呼ばれることを想定しましょう。他の飼い主さんたちもいる待合室で「○○ちゃ~ん」と獣医師さんに呼ばれた時に、恥ずかしいと感じるような名前は避けたいですね。
4.人が嫌悪感を抱くような名前
愛猫に不吉なイメージを持たれるような名前や、嫌悪感を抱かれるような名前は付けないことをおすすめします。死や暴力を連想させる名前や、有名な犯罪者の名前、ネガティブな意味の外国語などは避けましょう。
奇をてらってイメージの悪い名前を付けると、他人に愛猫の名前を紹介した時に「どうしてそんな名前にしたの?」と白い目で見られてしまうかもしれませんよ。名前を呼ぶだけで飼い主さんが嬉しい気持ちになり、猫本人にも愛情が伝わるような名前にしたいですね!
5.知人と同じ名前
愛猫に人間らしい名前を付けたい場合、家族や友人などと全く同じ、もしくは特定の誰かの顔が浮かんでしまうような名前にするのはおすすめしません。ペットに自分と同じ名前を付けられることに不快感を抱く人もいますし、飼い主さんの口から自分と同じ名前が出ることで愛猫が戸惑ってしまうかもしれません。
もしも恋人の名前を付けると、ケンカをした時や別れてしまった時に愛猫に対してどうしても複雑な気持ちを抱いてしまうのではないでしょうか。いつものように愛猫の名前を優しく呼べなくなってしまっては困るので気をつけたいところです。
知人と被らないなら人間らしい名前もNGではありませんが、おでかけ先で愛猫の名前を呼んだ時に同じ名前の全く知らない人が振り向いて、お互いに気まずい思いをするケースもあるという点にご留意ください。
まとめ
名前は飼い主さんが愛猫に贈る特別なプレゼントです。家族として迎え入れる猫に「これからよろしくね」「幸せにするからね」という想いが伝わるように、素敵な名前を考えてあげたいですよね。
ただし唯一無二の特別な名前にしたいという気持ちがから回って、奇抜すぎる名前をつけるといずれ後悔することになるかもしれません。一緒に暮らす家族として猫と飼い主さんがお互いに不自由しない名前、そして周囲にも受け入れられる名前を付けるようにしましょう。
素敵な名前をプレゼントしたら「大好き」という気持ちを込めて、毎日たくさん愛猫の名前を呼んであげてくださいね!