そもそも何で噛むの?
そもそも、猫はなぜ噛むのでしょうか?主な理由をあげてみます。
- • 子猫は歯茎が痒い(歯が生える/生え変わる時)
- 遊びとして
- 飽きて/嫌だから解放してほしい(抱っこ中など)
- 本能的にじゃれたくなった(狩りのまね事の対象として)
- 体に痛みや不調がある
噛みついてこないようにするには、これらの理由について対策を施すことが必要です。
しかし、対策をしても噛みついてくることはあるでしょうし、突然噛みついてきたりすると思わず叱りたくなってしまうのも事実。
その場合、絶対してはいけないNGな叱り方があります。せっかく築いた愛猫との信頼関係を壊してしまわぬよう、NGな叱り方について確認していきましょう。
猫に噛みつかれた後のNGな叱り方とは
歯が生えた猫に噛まれると、想像以上に痛いものです。つい慌ててしまいがちですが、絶対にしてはいけないNGな叱り方がありますのでご注意ください。
1.叩いて叱る
痛みに驚いても、叩いて叱るのは厳禁です。虐待行為であり、愛猫に怪我をさせてしまう恐れもあります。
さらに、飼い主さんに対する不信感や恐怖心が愛猫に芽生えることになり、その結果愛猫と飼い主さんの関係性が悪化することもあります。
2.時間を置いて叱る
猫を叱ることができるタイミングは現行犯の時のみです。その場で「痛い!」「ダメ!」と短い言葉で注意してください。
思い出したかのように後になって叱っても「えっ!?何で急に怒ってるの?」と呆気に取られたり、不安や恐怖から混乱してしまうだけです。
3.噛んで叱る
母猫は子猫が悪いことをすると噛んで注意することがあります。これは、噛んでも大丈夫な場所や力加減を把握したうえで噛んでいますし、何より悪いことをしたら即座に噛んでいます。
人間が見よう見まねでやろうとしても、母猫と同じように噛むのは無理ですし、適切なタイミングで噛むことはできませんので、逆効果になってしまいます。絶対にやめてください。
噛み癖がつかないように注意!
そもそもの話として、愛猫に噛み癖をつけないようにしておく必要があります。子猫のうちは、人の手や足にじゃれさせて遊ばせることもがあるかもしれません。しかしたとえ遊んでいるなかの甘噛みだとしても、繰り返すうちに「人の手や足は噛んでよいもの」と猫に学習させることになってしまいます。
人の手や足で遊んで噛んでしまう癖がつかないように、くれぐれも猫と遊ぶ際は、人の手足ではなく、必ずおもちゃを使ってください。
体に痛みや不調がある場合、自分を守るために触ったり抱っこしようとする人に噛みつくことがあります。いつもは噛まない猫が急に噛みつくようになったり、他にも変わったことが見られる場合には、どんな方法であれ叱るのではなく病院を受診しましょう。
まとめ
猫が噛みついてきた時は、以下のような叱り方はしないように注意しましょう。
- 叩いて叱る
- 時間を置いて叱る
- 噛んで叱る
いずれも効果が無いどころか、せっかくの信頼関係を崩してしまう場合があります。絶対にしてはいけません。噛み癖をつけないためには、子猫の頃からおもちゃだけが噛んでいいものだと根気強く教えましょう。
さらに「ダメ」という言葉を覚えさせたり、普段から遊びや運動を充分にさせたり、スキンシップに対する猫の好みを把握して適度に相手をしてあげると良いでしょう。