愛猫のペット終活を始める時期と最低限やっておきたいこと

愛猫のペット終活を始める時期と最低限やっておきたいこと

近年、ペットは大切な家族として人々と生活するようになってきて「ペット終活」についても前向きに検討する飼い主が増えたようにも感じます。今回は、猫のペット終活を始める時期と最低限やっておきたいことについてお話します。

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ペット終活はいつから始める?

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多くの飼い主さんが気になるのは「ペット終活を始める時期」についてだと思います。人の場合では、仕事がひと段落し子どもが手を離れる65歳くらいから終活を始める人が多いようですが、猫のペット終活は一体いつ頃から始めるのが良いのでしょうか。

筆者がペット終活アドバイザーとして、ペット終活を意識してほしい時期は「猫を飼い始めたらすぐ」です。

猫の歳は関係なく、猫と一緒に生活をするようになったら「いつかはお別れの時が来るのだ」ということを心に留めておきましょう。

「今からお別れのことなんて考えたくない」という飼い主さんもきっと多いかと思います。ですが、どんなに可愛い愛猫もぬいぐるみではなく、たった一つの尊い命です。

その命が終わりを迎えるのは何年も後という可能性だけではなく、明日や今日ということだって十分にあり得るのです。どんなに元気であっても人生何があるのかは誰にもわかりません。

大切な家族だからこそ、いつその時が来ても愛猫の最期を優しく見守ってあげられるように、なるべく早いうちからペット終活を意識することが大切です。

猫のペット終活で最低限やっておきたいこと

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ペット終活は猫と暮らし始めたらすぐに意識して欲しいとお話しましたが、具体的にはどのようなことをすれば良いのでしょうか。

ペット終活には「必ずこれをしなくてはいけない」というものはありません。愛猫のためにご家族がしてあげたいと思うことを実行していくのが大切です。

しかし、「これはやっておいた方がいい」というものもいくつかあるので、ここからは猫のペット終活で最低限やっておきたいことについてお話します。

思い出ノートの作成

猫と暮らし始めたら、愛猫との出会いやエピソードを綴った「思い出ノート」をつくってみましょう。写真を貼ったり足形スタンプを押したり、アルバムのような感覚で書いていくといいですね。

猫は犬と違って外に連れ出すことはほとんどありません。そのため、猫が亡くなった後に多くの飼い主さんは「何も思い出を残してあげられなかった」「いつも留守番で寂しい思いをさせてしまった」と、思ってしまうのです。

思い出ノートをつくっておくことで、愛猫が旅立った後にも「こんなにたくさんの思い出があったのだ」と確認し、後悔の念を軽減することにつながります。後悔を最小限にすることでペットロスの軽減も期待できますよ。

看取り方を考える

愛猫とのお別れが近づいてくると、どんなに覚悟していたとしても私たち飼い主はとても冷静ではいられません。

しかし、そんな時でも愛猫のことについて、たくさんの選択を迫られる場合もあるのです。その時のために、愛猫が元気なうちに以下のことを決めておくと安心です。

  • 介護サービスの検討
  • 延命治療を受けるか受けないか
  • いざという時の入院について

「自分の猫なのだから、いざという時には自分ひとりで面倒を見る」と考える飼い主さんも少なくはないでしょう。しかし、たったひとりで世話や介護をしていると、飼い主は精神的にも肉体的にも追い込まれます。

愛猫が亡くなった後には重度のペットロスに陥ってしまう危険もあるので、介護サービスを利用したり、周囲の人と一緒に協力して介護したりすることが大切です。

延命治療や入院に関しても冷静な判断ができないまま決めてしまって、愛猫が亡くなった後で悔いてしまう飼い主さんは多くいます。

もちろん、その時になってみないと判断できないこともありますが、ある程度はご家族で話し合って決めておきましょう。

火葬業者・供養の方法のリサーチ

ペット終活では、猫の元気なうちに火葬業者や供養の仕方をリサーチしておくと安心です。

というのも、筆者がペットロスカウンセラーとして飼い主さんにお話をお聞きする中で「火葬で失敗し後悔している」という経験談がとても多いのです。

愛猫が旅立ったばかりの飼い主さんは気が動転し、冷静に物事を考えるのが難しいのですが、そんな中でも火葬業者を手配しなければなりません。

多くの業者でペットを「大切な家族」として扱ってくれる中で、まるでモノのように亡くなったペットを扱うような業者があるのも事実です。

できるだけ愛猫が亡くなる前に、実際にその業者を利用した人のレビューなども確認しながら、信頼できる火葬業者を見つけておくと良いでしょう。

また、遺骨についても埋葬するのか自宅に保管するのか……など、ある程度のことを決めておくと安心ですね。

ペット終活は愛猫と家族のために

猫のペット終活を始める時期と最低限やっておきたいことについてお話しました。

「最低限やっておきたいこと」としてご紹介しましたが、これはあくまでも“ペット終活アドバイザー”という筆者の視点から書いたものです。

おそらく“家族''であるみなさんの視点からは、また違ったものも見えてくるかと思います。ペット終活には、明確な「正解・不正解」はありません。

遺されるご家族と、虹の橋へ旅立っていく愛猫のために行うのがペット終活なのです。「この子は最期をどのように過ごしたいか」「自分はどのようにこの子を見送りたいか」を考えて、愛猫を含めたみなさん家族のためのペット終活を行っていきましょう。

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