愛猫の飼い主さんへの依存に注意!
甘えん坊な猫は可愛らしいですよね。飼い主さんといつも一緒にいたくてずっと後をついて歩く姿などを見て、愛猫からの強い愛を感じて嬉しくなるという方もいることでしょう。
しかし飼い主さんに依存しすぎるのは、猫にとってよいことではありません。精神的に自立しないままでいると、飼い主さんと離れることに強い不安を感じる「分離不安症」になってしまい、ひとりではお留守番ができなくなることも…。
飼い主さんへの依存度が高い猫に見られる仕草や行動を解説するので、ぜひ愛猫の依存度をチェックしてみてください。
飼い主さんが大好きすぎる!依存している猫の仕草や行動
1.飼い主さんの後ろをずっとついてくる
飼い主さんが大好きすぎるあまり、ストーカーのようにずっとついてくる猫もいます。ほんの短い時間でも離れたくないと、飼い主さんのトイレ中はドアの前でじーっと待っているという子も。飼い主さんは「可愛いな」と思っているかもしれませんが、どこにでもついて来られると困ってしまうのも事実ですよね。
愛猫がついてきても大丈夫なのは家の中だけで、外出時も一緒に行くというわけにはいきません。24時間常に一緒にいるのは不可能なので、飼い主さんがそばにいなくても自分の時間をリラックスして過ごせるようになってほしいところです。
2.飼い主さんの帰宅時に大喜びする
お仕事や外出から帰って来ると、いつも愛猫が玄関でお出迎えしてくれるという方も多いのではないでしょうか。愛猫に「おかえりなさい!」と迎えられるのは嬉しいものですが、飼い主さんの帰宅を大げさなほど喜ぶ猫は依存度が高いといえるでしょう。
飼い主さんにとっては少々寂しいかもしれませんが、帰宅しても「あ、もう帰って来たの?」と薄いリアクションで迎える猫のほうが安心してお留守番を任せられます。帰宅時に愛猫がお出迎えをしてくれない場合は「歓迎されていないのかな?」と落ち込まずに、「うちの子は精神的に自立しているんだな~」と感心してくださいね!
3.飼い主さんの姿が見えないと鳴く
常に飼い主さんを視界に入れておきたくて、飼い主さんの姿が見えないと不安になって鳴いてしまうのも依存していることを表す行動です。お留守番中に鳴き続けるのは分離不安の症状のひとつでもあるため、愛猫が飼い主さんと離れていても安心できるように対策が必要かもしれませんね。
4.お留守番中にイタズラや粗相をする
お留守番中に物を壊したり、トイレ以外の場所で排泄をしたりするのも分離不安の症状です。飼い主さんへの依存度が高いと分離不安症になってしまうので、精神的自立を促すことで症状を改善していきたいですね。
飼い主さんがそばにいない不安から、食欲が低下したり健康を損ねてしまったりするケースもあるので、愛猫に分離不安症の疑いがあるなら動物病院で相談しつつ治療を進めていきましょう。
まとめ
飼い猫はごはんも寝床も飼い主さんが用意してくれるので、自分ひとりで生きていけるようになる必要はありません。それでも精神的に自立することは大切なので、飼い主さんに依存しすぎてしまわないように愛猫とは適度な距離感で接するよう心がけましょう。
飼い主さんに甘えるのは大好きだけれど、一緒にいられない時はひとりで遊んだりお昼寝をしたりして楽しめるという状態が双方にとって一番よいですね!「うちの子は甘えん坊の限度を超えているかも?」と感じた飼い主さんは、愛猫がひとりで過ごす練習をしたり普段の接し方を見直したりしてみてはいかがでしょう。