猫の『老衰』で起きること3つ 知っておきたい対策法

猫の『老衰』で起きること3つ 知っておきたい対策法

猫も生き物なので、歳をとると当然からだにも様々な変化が出てきます。今回はそんな猫の「老衰によって起きること」について、一部を紹介してまいります。猫をこれから飼おうと思っている人や飼い始めたばかりの人は必見ですよ!

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

猫は老衰でどう変化していく?

高齢の黒猫

猫も人間と同じように歳をとると段々と身体も衰えていき、若い頃のようには動けなくなってきます。猫がシニア期に入ったら、身体の変化に合わせてケアしてあげる必要が出てくるのです。

そこで今回は、猫の老化や老衰によって起こる変化について、その一部を紹介してまいります。

老化や老衰の兆候が見られたらどのようなケアが必要になるのか、具体的な対策とともに紹介していくので参考にして頂けたら幸いです。

1.食欲が落ちる

キャットフードが乗ったお皿

歳をとると食欲は低下する傾向にあります。子猫の時や若い時は食いしん坊でモリモリと食べていた猫でも歳には勝てず、特に病気はないのに食事も控えめになった…というケースはよくあるのです。臭いや味を感じにくくなって食べることに対する興味が低下することが食欲低下の一因になっていると考えられています。

そのため「少ない食事量でもしっかりと栄養を摂取できるフード」「食べやすく、より食欲をそそるフード」が重要になってきます。

ペットショップやホームセンター、ペット用品を扱っている通販サイトなどではシニア用のフードもたくさん売られているので、年齢や猫の体質、食の好みなどに合わせてフードを変え、食器の大きさや高さなどにも工夫をしましょう。

2.睡眠時間が長くなる

お昼寝中の猫

加齢と共に少し起きて活動しただけでも疲れを感じやすくなったり、あらゆることに対する興味が失われたりして、睡眠時間が長くなる傾向にあります。

かなり高齢になってくると、ごはんやトイレ以外の時間は毎日ほぼ寝ている…といった生活スタイルになる猫も珍しくありません。

なお、老化による睡眠時間の増加は病気ではなくごく自然なことなので、大げさに心配しなくても大丈夫です。寝ているところを見かけたらむやみやたらに起こしたりせず、ゆっくり眠らせてあげましょう。

ただし、猫が動きたがらない原因となる体の痛みや不調がないか、健康診断で定期的にチェックしてもらうことも重要です。

3.体力が落ちる

窓辺でくつろぐ猫

先ほど紹介した「睡眠時間が長くなる」という項目にも関連する話ですが、歳をとると体力が衰えていきます。そのような場合、ほんの少し遊んだだけなのに体力的に厳しくなり、どこか別の場所へ休みに行ってしまう…という行動をとる事が増えてくるのです。

無理に体力を使わせてしまうと、猫にとって大きなストレスになってしまう可能性もあるので、猫の体力に合わせて遊んであげるようにしましょう。また、できるだけ筋肉量と体力を落とさせないためには、最初にご紹介した食事の工夫も重要です。

まとめ

高齢猫

猫も人間と同じで、若い頃どんなに元気だったとしても歳をとればだんだんと老化していきます。

猫を飼っている飼い主さんは愛猫の年齢と老化による変化を意識しつつ、今の年齢と健康状態に合ったケアをしていくようにしましょう。

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