1.病気や寄生虫の予防
病気や寄生虫の予防は、どの年齢の猫にも必要です。まずは子猫期のワクチンプログラムが終了した後は1~3年に一度のワクチン接種が、病院へ連れて行く大切なタイミングでしょう。
混合ワクチンを接種することで、感染症へ罹患するリスクが激減したり重症化を防ぐことができます。愛猫が完全に室内で暮らしていても、人間が出入りすることでウイルスを室内に持ち込んでしまう可能性があるので、ワクチン接種は必要です。何種のどちらワクチンをどのような頻度で接種するかは獣医師と相談して決めてくださいね。
予防できる猫の寄生虫には、ノミやダニ、お腹の虫、フィラリアなどがあります。飼育環境や季節などによって何を予防する必要があるかが変わってきますが、通年の予防が推奨されているものもあります。こちらも、何をいつ、どのお薬で予防するかは獣医師と相談して決めると良いですね。
2.避妊去勢の手術
愛猫にこどもを産ませる予定がなければ、避妊・去勢手術を早めに行いましょう。
おおよそ生後半年を目安に手術を受けることを勧められることが多いようです。発情に関する問題行動を予防するには、初めての発情期を迎えるまでに終わらせることが大切です。
ただし、猫それぞれ成長速度に個体差がありますから、手術を受けるタイミングは獣医師と相談して決めると良いでしょうす。手術によって、生殖器の病気への罹患する可能性がなくなり、発情期に起こりうる猫の困った行動や精神的ストレスを減らします。
3.体調に変化を感じた時も!
具合が悪そうだと感じたときは、できるだけ時間を置かずに病院を受診してください。
嘔吐、下痢、食欲不振などは病気の初期症状であることが多いです。いつもと様子がおかしいと感じられる場合は、病院へ電話をしたり診察を受けてください。悪化する前の通院は猫のストレスを限りなく少なくしたり病気が早く治ることにつながります。
4.定期検診や歯石除去も大切!
病気の予防や健康増進のために、定期的な検診や歯石除去は大切です。
体調が悪くなってから、病気を発見する場合も、勿論あります。しかし、病気の症状が目に見えている状態の時は、すでに病気がかなり進行してしまっている場合もあります。定期的な血液検査や触診、レントゲン検査などによって、症状に気づく前の早期に病気を発見したり進行を予防することができます。
歯石がたまると歯周病だけではなく様々な病気を引き起こす可能性があります。定期検診では口の中もチェックしますから、その結果必要があると判断されたら歯石除去も行ってもらうのが良いでしょう。
頻度が増えるのシニア期から
最近では、10歳になった以降がシニア期と考えられています。定期検診は、10歳までは理想的には半年に1回、最低でも1年に1回受けることが勧められていますが、シニア期からは最低でも半年に1回受けることが勧められています。また、シニア期になる前後から色々な病気にかかり病院へ行く回数が増えることが多いでしょう。
猫の10歳は、人間に換算すると56歳です。身体に様々な変化のでる年頃となります。泌尿器系、内分泌系、口腔内、関節等に様々な異常が出てくる可能性が高まります。
加齢現象による体調の変化は、日々の食事状況、排泄状況、運動状況の観察がキーポイントとなります。
病気ではなくても、加齢によって起こる変化もあります。加齢による体調や行動の変化は、日々の食事状況、排泄状況、運動状況の観察がキーポイントとなります。
まとめ
愛猫を病院に連れて行くべき4つのタイミング 頻度が増えるのは何歳から?についてお伝えいたしました。
猫の病院へ行くタイミングも、ほぼ人間と同じとお分かりいただけましたでしょうか。予防をすること、そして悪化する前に行く事がとても大切です。
愛猫にずっと元気でいてもらうためにも、病院へ行くタイミングを逃さないようにしてくださいね!