猫を『運ぶ』時に起こりやすいトラブル5つ

猫を『運ぶ』時に起こりやすいトラブル5つ

猫は普段は家の中にいる事が多いですが、場合によってはキャリーなどで他の場所へ運ばれる状況もあります。猫を「運ぶ」というシーンで気をつけなければならないポイントを絞ってご紹介します。それでは見ていきましょう。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.家の中で逃げ回る

隠れている猫

人間の普段とは違う動きや雰囲気を察知して、家の中で逃げ回ってしまう猫がいます。

普段、キャリーバッグを片付けてしまっている家庭では特に大変でしょう。病院に行く時だけキャリーバッグを使っていると、病院の嫌なイメージや痛い出来事がキャリーバッグと結びつき、キャリーバッグは猫が最も嫌がる物の一つになってしまいます。

そうなると、運ぶ前に猫を捕まえようとした時に、キャリーバッグを出してくる音や動作で警戒されて逃げられてしまい、見つからない場所へ隠れられてしまいます。また、人間の手が届かない所に登って降りて来なくなることもあります。

結局、捕まえる事ができず、運ぶ前に病院へ行くことを諦めなければならなくなってしまうこともあります。

2.家の外へ逃げる!

窓際で逃げる猫

外で暮らした事がある猫は、用心しなければ家の外へ脱走しようとすることがあります。

外で暮らしていて保護された猫は、室外をあまり怖がらないからです。運ぶ時にハーネスをつけたりキャリーバッグに入れようとした時、それに慣れていないと、玄関や窓の隙間から外に逃げようとするかもしれません。

万が一の時にも脱走されないように玄関や窓、ベランダなどに脱走防止ガードを装着したり、普段から身体に触れたり抱っこをすることを嫌がらないようにしたり、ハーネスを装着したりキャリーバッグに入ることに慣らしておきましょう。

3.キャリーバッグからの飛び出し

バッグの口から出ようとする猫

運んでいる最中に怖いことがあると、猫がキャリーバッグから飛び出す危険性があります。

キャリーバッグの入口がしっかり閉まっていない場合、もしくは外出先で入口を開けた時などにて、怯えたりパニックになっている猫が突然に飛び出すことがあります。必ず、キャリーバッグが閉まっていること確実に確認して、心配な場合にはナスカンなどを利用して閉め忘れを防いだり猫が中から開けてしまわないようにしましょう。

また、猫自身にハーネスとリードを装着して、万が一飛び出しても逃げられないようにしておくのも良いでしょう。ただしその場合には、普段からハーネスとリードを装着することに慣れさせておく必要があります。

4.移動中の乗り物で体調を崩す

車にいるケースに入った猫

猫には、運ばれている乗り物の中で体調を崩してしまう可能性が少なくあります。

乗り物に酔ったり、知らない周りの状況や人、匂い、音など猫にとっての恐怖対象を多く見聞きすることで、極度の緊張状態となることがあるからです。

長距離を運ぶ前に、猫が運ばれることに慣れるよう、短距離を移動して慣れてもらうことができると良いでしょう。

5.公共交通機関でのトラブル

貨物室に入れられる猫

公共交通機関にはそれぞれのルールがあるので、それをしっかりと守って猫を運びましょう。

電車、バス、タクシーは運んでいる間も一緒にいることができます。しかし飛行機では多くの場合、貨物室に預けられる事になります。また、手荷物料金やペット料金などとして追加料金の発生する乗り物もあるため、事前に確認と準備をしておく必要があります。

なお、他のお客様に迷惑をかけてしまう場合は、乗り物に乗れない、または下車しなければならないこともあるでしょう。

まとめ

リュックに入って移動中の猫

猫を『運ぶ』時に起こりやすいトラブル5つについてお伝えいたしました。

好奇心が旺盛で外を興味津々に楽しめる猫もいるようですが、ほとんどの猫は慎重ですから移動はとても怖いと思っていることでしょう。

慣れない事をする時には、思わぬトラブルも発生します。考えうる全てのトラブルに対応できるよう事前にしっかりと準備をして、猫が少しでも気持ちよく移動できるようにしてあげたいですね。

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