猫が「慰めようとしている」仕草
皆様は辛いとき悲しいとき、愛猫に慰められた経験はありませんか?特別気の利いた言葉をかけてくれるわけではないのに、不思議と前向きな気持ちになれる気がしますよね。
今回は、猫が人を慰めるような仕草を5つ紹介いたします。
1.顔を覗き込む
泣いていると「どうしたの?」と言わんばかりに顔を覗き込んできます。幼い子どもが心配してくれているような雰囲気で、とても愛おしくなります。
2.涙を舐める
更に、涙を舐めて「もう泣かないで」というメッセージを伝えて来るかのような行動も取ります。誰かに涙を拭ってもらえること。それだけで幸せな気分になれますよね。
3.「ニャーン」と鳴く
まるで「何があったの?どこか痛いの?」と語りかけるように鳴き声を発してくることもあります。思わず「実はね…」と語りたくなりますよね。もちろん言葉による返答は得られませんが、話しているうちに落ち着くことはあるでしょう。
少し冷静になったときに、思わぬ解決の糸口が見つかることがあるかもしれません。
4.ただ寄り添ってくれる
特に何をするわけでもなく寄り添ってくれる場合もあります。「ただそばにいてくれる安心感」に救われます。
5.ちょっかいを出す
落ち込んだり悲しんだりしていると、敢えてお調子者に転じることもあります。"ちょんちょん"とつついて来たり、ゴロンと寝転がってポーズをとったり…
思わずクスッと笑うことで、気持ちが切り替わるこがあります。
猫はどこで慰めることを覚えたの?
「すべての猫はセラピスト」という本があるように、猫が寄り添ってくれて慰められるだけで心が前を向くような癒しを感じます。
猫はどこで慰めることを覚えたのでしょうか?実は驚きの真実があるのです。
慰めているわけではない
読者の方をドン底に突き落とすようで申し訳ないのですが、猫は特別慰めようとしているわけではありません。
ただ普段とは異なる様子から「これは非常事態だ!!」と焦りを感じています。鳴いて語りかける言葉も「そんなことよりさ、お腹すいたよ」と言っている可能性のほうが高いのです。
人の行動を真似ている可能性がある
とはいえ「慰めている」という可能性もゼロとは限りません。人の行動を目にする機会が多い猫は、誰かを慰める様子を見たことがあります。
何度も見ているうちに覚え、真似ているのかもしれません。そもそも猫は、母猫の行動を真似て成長します。人と暮らす猫は人の行動をコピーしようとするので、もしかしたら本当に励ましてくれているのかもしれません。
真相よりも気持ちが大切!!
ことの真相はともかく、愛猫の行動によって慰められ、前向きな気持ちを持てるようになったのであればそれで良い気がします。
何気ない行動に元気をもらい、ポジティブな気持ちにシフトすることが結果的には良い方向へと変化する可能性を秘めているのですから。
まとめ
猫が人を慰めるような仕草を5つ紹介いたしました。いかがでしたか?経験がある方は「あるある」と思えたのではないでしょうか?
残念ながら猫には「慰める・励ます」という概念はありません。それでも「前向きになれた」と感じるのであれば、結果オーライです。
愛猫から元気をもらったら、お礼の気持ちを込めて好きな遊びに付き合ってあげてください。おやつによるご褒美は要注意ですよ。肥満は万病の元で、健康を害してしまいます。