おさえておくべき大事なポイントとは?
幼い頃、添い寝をしてもらって「トントン」とされるといつの間にか眠っていた…という経験が多くの方にあるのではないでしょうか。
人と暮らす猫にも、これと似たような現象が起こります。撫で方のコツやポイントを押さえると、愛猫を心地よい眠りに誘うことができます。
まず最初に、猫を撫でるだけで寝かしつけるためのポイントをおさえておきましょう。
飼い主さんの手を温める
下準備として、飼い主さんの手を温めておきましょう。
お湯で手を洗うだけで大丈夫です。指の腹で撫でることもあるので、指先もしっかりと温めるようにしてください。
まったり気分を狙う
どれほど効果的な撫で方を持ってしても、遊びスイッチがONの時は眠ってくれません。
愛猫がリラックスしてまったりと過しているタイミングを狙いましょう。
猫を寝かしつけられる撫で方とは?
では、どのような撫で方をすれば愛猫を寝かしつけることができるのでしょうか。
1.親指でヒゲ袋「ω」を優しく撫でる
猫の口元にはヒゲが生えています。そのヒゲが集まっている場所をウィスカーパット(ヒゲ袋)といいます。「ω」の形をした部分です。
ここをヒゲの流れに沿って優しく撫でてあげてください。親指の指の腹を使ってそっと撫でることがポイントです。
2.鼻筋から頭頂部を撫でる
まずは鼻筋から額にかけてをゆっくり撫でます。ウィスカーパットと同様に親指を使い、毛流れに沿って撫でましょう。
うっとりしてきたら鼻筋から頭頂部まで撫でる範囲を広げます。顔にはツボがたくさんあるので、撫でると血流が良くなります。ポカポカと温まり、心地よい眠気がやってくるのです。
3.頭頂部から背中にかけて撫でる
頭頂部から肩、そして背中に向けてそっと撫でましょう。背中にもツボがあるので、やはり血流が良くなります。
顔周辺は指の腹でしたが、範囲が広い背中は手のひらで包み込むようにして撫でることがポイントです。
一般的にツボは押すイメージがあるかもしれませんが、動物の場合は撫でる程度の刺激がちょうど良いのです。
猫は撫でられると幸せな気分になる
今回は睡眠を促す撫で方を紹介しましたが、「撫でる」効果は眠りに誘うだけではありません。脳内でオキシトシンが分泌されることによって幸せな気分になることができます。
しかも嬉しいことに、撫でている私達の脳内でも同様の現象が起こります。つまり、どちらも幸せで優しい気持ちになれるのです。
まとめ
猫が思わず眠ってしまう撫で方を紹介いたしました。愛猫がのんびりしている時や、日向ぼっこをして気持ちよさそうなタイミングを見計らって試してみてください。
休日に、愛猫を撫でながら一緒にお昼寝をするのも癒しなるでしょう。