1.トイレハイで走る!
「トイレハイ」は別名「ウンチハイ」とも言われ、排便の前後に猫が走り回る様子を指します。
突然ダッシュを繰り返す猫を初めて見ると驚いてしまいますが、猫のこの行動は問題ありません。
これは野生時代の名残と言われており、以下のような理由が考えられるようです。
- 排便で敵に見つからないようにする
- 危険な排便が終わってホッとする
- 交感神経が活発になる
- トイレが気に入らない
猫がダッシュする動線には邪魔な物を置かないようにして、猫の怪我を防げるように飼い主が気をつけてあげましょう。
2.我々を遊びに誘っているニャ〜
人間の前で、こちらの目を見ながら突然走り出す時は、遊びに誘われていると考えて良いでしょう。
人間と暮らす猫は「イエネコ」と言われ、人間からのお世話や愛情がなければ生きていくことができません。日々のコミュニケーションは大切な愛情を交わす時間であり、猫は楽しみにしています。
誘われた時は、5分で大丈夫ですから集中して遊んでくださいね!できることなら毎日、一回5分を一日3回位の頻度で、猫と一緒に遊ぶ時間を作ってくださいね。
3.走りたい!
日没や明け方に突然走り出す時は、狩り気分になっている可能性が高いでしょう。
日没や明け方は獲物が動き出す時間帯です。その時間に待ち伏せ型の狩りを行っていたので、今でも遺伝子として残っているのです。
夜間や早朝の大運動会はご近所迷惑になる場合もありますので、日中に狩りのような遊びをしたり、キャットタワーなど上下運動をできる場所を家の中に作ってあげましょう。
4.恐怖を感じている
怖いと感じている猫は、突然走り出して隠れてしまうことがあります。
大きな音や来客など猫が怖がる要素は沢山あります。原因を見つけて取り除いてあげてくださいね。隠れている猫には「大丈夫?」と声がけをして、自主的に出てくるまでは放っておきましょう。
5.体調の変化
ストレスや病気、痴呆症の始まりで突然に走り出すことがあります。
気になる様子が長く続く場合は、病院を受診して検査をした方が良いでしょう。医療の発達や食事状況の向上、そして完全なる室内での暮らしによって猫も長寿化しています。高齢になった猫は人間と同じように痴呆症に罹患する確率も高くなります。
一緒に暮らす人間にとって粗相や夜中の運動は問題行動に見えます。しかし猫が独りで動けて良かったと思えるように、我々人間の考え方を変えていく必要があります。自分の身にも起きることと考え、猫の長寿化と上手にお付き合いができるようにしましょう。
まとめ
猫が突然走り出す5つの理由!飼い主の正しい対処法と注意点についてお伝えいたしました。
理由を見てみると、とくに問題のない場合と、我々人間が手伝わなければならない場合があることに気がつきます。早めの対策も、猫についての知識がなければできません。
人間に歩み寄って生活をしてくれる猫のためにも、今回のような猫の習慣を我々人間がもっともっと学び対応することで、健康で充実した生き方をさせてあげたいですね!