猫のお世話は無理をしすぎないことが大切
猫と一緒に暮らす日々は、飼い主さんを癒してくれます。一方で予想していた以上にお世話が大変で、愛猫との生活に疲れを感じてしまうという方も少なくないようです。仕事で忙しい時にお手入れが雑になってしまうことや、疲れている時に「一緒に遊ぼう!」という愛猫からのお誘いをスルーしてしまったということもあるのでは?
愛猫のことが大好きなのに一緒にいることに疲れてしまったという場合に、自分のことをあまり責めないでください。思いつめるのではなく、いつも猫のお世話を完璧にこなすのは無理だと認めたうえで、飼い主さんの負担を軽くするための対処をしましょう。
心に余裕が生まれれば、きっとまた愛猫に愛情をたっぷり注ぐことができるようになるはずです。お世話が大変だ、疲れてしまったと感じた時に試してみていただきたい対処法を3つご紹介します。
飼い主さんの負担を軽くする対処法
1.お手入れをプロに任せる
爪切りやシャンプーなどのお手入れは、猫が嫌がることが多いこともあって苦労しますよね。愛猫の抵抗にあいながらのお手入れは、飼い主さんにとってもストレスになってしまうでしょう。負担が大きいお手入れを無理に自宅で行う必要はありません。動物病院やトリミングサロンで、プロにお任せするのもひとつの手段です。
大変なお手入れはプロにお願いして、ブラッシングや歯磨きといったこまめに行う必要があるお手入れは時間を見つけてしてあげましょう。毎日必ずやらなくてはいけないと思うとしんどくなってしまうので、無理のない範囲で続けてください。愛猫の機嫌のよいタイミングを見計らってお手入れするのもおすすめですよ。
2.思い切っておでかけする
愛猫が淋しがるからと、できるだけ自宅で一緒に過ごすようにしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。けれどたまには飼い主さんが自分の時間を楽しみ、息抜きをすることも大切です。愛猫にお留守番をお願いして、思い切っておでかけしてみてはいかがでしょう。
自分のやりたいことを我慢しすぎると、愛猫との暮らしが幸せに思えなくなってしまいます。その結果として猫に冷たい態度をとってしまうのでは、猫にとっても不幸ですよね。また愛猫にお留守番に慣れてもらうことは、これからの生活でお互いのためになるはずです。
ただし猫にお留守番を頼む時は、安心して過ごせる環境をしっかり整えてから出かけるようにしてくださいね。
3.ペットシッターや知人に預ける
愛猫のお世話をすることに疲れて心身に不調を感じるようになったら、限界が来る前に一度距離を置くことも検討してみてください。ペットシッターやご家族、猫を飼ったことがある友人などに一時的に愛猫を預けてみてはいかがでしょう。
ペットシッターは、自宅で飼い主さんの代わりにペットのお世話をしてくれます。ペットホテルに預けるよりも環境の変化がないぶん猫の負担にならないので、旅行中はペットシッターにお世話を任せるという飼い主さんも多いようです。猫を飼い始めてから旅行を我慢しているという方はペットシッターに愛猫のことを任せて、旅先で羽を伸ばしてくるのも気分転換になりそうですね。
実家のご家族が猫好きだったり、猫を飼ったことがある友人がいたりする場合は、一人で悩まずに頼ってみるのがよいでしょう。できれば数日間預かってもらって、飼い主さんがゆっくり休む時間を確保してください。
まとめ
どれほど愛猫を大切に思う飼い主さんでも毎日のお世話に疲れてしまったり、自分だけの時間がないことにしんどくなってしまったりすることがあるものです。完璧な飼い主であろうとは思わずに、無理のない飼い方を考えましょう。
飼い主さんにとっても愛猫にとっても最悪なのは、飼い主さんに限界がきて「もう自分ではお世話ができない。この子を捨ててしまうしかないのでは」と思いつめてしまうことです。愛猫を幸せにするためには、飼い主さんに猫を可愛がるゆとりが必要なのです。猫のお世話において無理はせず、人を頼ったり楽な方法を選んだりしてくださいね。