1.出待ちをする
飼い主がトイレやお風呂に行く時もついて来る、そして、出てくるまでドアの外で待っている…。ドアを開けたら愛猫が待っていてくれるなんて、飼い主としては嬉しい行動ですね。外出先から戻った時に玄関で待っていてくれたら、1日の疲れも吹き飛びます。
ただ、一時も離れられなくてずっと飼い主を待っている場合は病気の可能性もあります。飼い主の姿が見えなくなることで、猫は大きなストレスを感じてしまうのです。そうなると留守番ができないので、飼い主はどこへも出かけることができずに困ったことになってしまいます。
2.邪魔をする
飼い主が何かをしていると、それを邪魔しに来ます。新聞や雑誌を広げたらその上に乗って来たり、スマホやテレビを見ていると、間に割り込んで来たり…。パソコン作業中にキーボードに乗るので困る、なんていうこともあります。
とにかく、飼い主が自分以外のことに没頭しているのが気に入らないのです。嫉妬のような感情を覚えるのでしょうね。いつでも自分だけを見ていてほしいのです。
飼い主が少し構ってあげると、満足して離れることもあります。中断できる作業であれば、手を止めて撫でたり、遊んであげて下さいね。
3.独占しようとする
飼い主は自分だけのもの!とばかり、独占しようとします。特に、多頭飼いで他の猫がいる場合、飼い主が他の猫を構うと嫉妬してその猫に威嚇や攻撃することもあります。
猫はもともと縄張り意識の高い動物なので、室内の家具などにも自分の匂いをつけてテリトリーをアピールするのですが、飼い主にもスリスリと頭を擦りつけて匂いをつけます。粘着質な猫は、そのスリスリがとても激しいです。
飼い主のお風呂上りや帰宅した際に一生懸命スリスリすることがありますが、それは入浴や外出で消えてしまった自分の匂いをつけたいからです。帰宅した飼い主に他の猫の匂いでもついていようものなら、さらに激しくスリスリすることでしょう。
猫が粘着質になる原因は?
飼い主にべったりな甘えん坊の猫は、かわいいものです。でも、度が過ぎると困ることもありますよね。異常なほど飼い主から離れられない場合は、「分離不安症」という病気の可能性もあります。
分離不安症になると、ひとりにされることに強い不安を覚え、問題行動を起こしたり、体調を崩してしまうこともあるため注意が必要です。様子がおかしいと感じたら、動物病院で相談することをおすすめします。
病気とまではいかないものの、猫が粘着質になるのは、ストレスからのこともあります。飼い主の生活パターンが変わって外出時間が長くなったなどで、寂しさを抱えてしまうのです。猫と一緒にいられる時間は、今まで以上にスキンシップして安心させてあげてほしいと思います。
また、去勢・避妊手術をすると、子猫のような性格になり、いつも一緒にいて世話をしてくれる飼い主を母猫のように思うので、甘えん坊になると言われています。特に、オスは飼い主に対して粘着質になりやすいようです。
まとめ
(猫といつもべったりくっついていたい…)猫がかわいいあまり、飼い主の方もそう思うことがありますよね。ただし、あまりにも世話を焼き過ぎると、猫を粘着質にしてしまうことも。
また、飼い主の接し方がきっかけで分離不安症に陥ることもあるので注意しましょう。
可愛いのは分かりますが、愛する猫のためには、ある程度の距離を置いたり、留守番に慣れさせたりして自立させることも必要です。