猫は『畳とフローリング』どっちが好き?それぞれのメリットと注意点

猫は『畳とフローリング』どっちが好き?それぞれのメリットと注意点

畳もフローリングも、我々人間にとっては身近な存在です。人間と一緒に暮らす猫にとっても切り離せないでしょう。それでは、猫にとっての畳とフローリングについての特徴を見ておきましょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

どちらが好きなの?!

フローリングの床でくつろぐ猫

猫は畳でもフローリングでも寝ているため、どちらかに軍配を上げることはとても難しいでしょう。

猫は『気持ちの良い場所を探す天才』と言われています。季節や天候に合わせて、その時一番快適なところへ陣取っています。「猫のいる場所を見ると天気が分かる」と言われる所以です。

「畳だけ」「フローリングだけ」などと、一箇所だけを気にいるということはあまりないでしょう。

畳のメリットと注意点

畳で寝転がる猫

天然のイグサで作られている畳は、硬すぎず柔らかすぎず、眠るにも歩くにも猫にとって快適と言えるでしょう。

草の良い香りがして、通気性にも優れているなどメリットが多くあります。そして畳は爪が入りやすく、猫が爪とぎをしやすい場所とも考えられます。

ただし、ノミなどが寄生しやすい、吐いた残りかすが綺麗に取れず不衛生であるなど注意点もあります。その上、走ったり爪とぎをする度に畳が毛羽立ってきますので、見た目の美しさにも大きく影響してきます。

人間だけで暮らす以上に、畳の管理が必要になってくるでしょう。

フローリングのメリットと注意点

天然木のフローリングに座る猫

一番のメリットは、猫にとって涼しいという事でしょう。

フローリングで寝転がると涼しいことを猫たちは分かっています。大理石や木材の気持ち良さは、人間も感じますよね。年輪などを生かして作られたフローリングならば、滑りにくく歩いても走っても身体への負担が少ないでしょう。吐いた物や粗相を片付けやすい事もフローリングの良さです。

注意点としては、表面がツルツルしているためフローリングは滑りやすく、猫の関節に負担をかけてしまう可能性があります。そのため、滑り止めを施したり、猫の動線にカーペットなどを敷いて爪がかかりやすくしなければなりません。

まとめ

フローリングでゴロンと寝る猫

猫は『畳とフローリング』どっちが好き?それぞれのメリットと注意点についてお伝えいたしました。

やはり、畳とフローリングのどちらかが良いとは言えませんよね!畳は日本の気候風土にも合っていますので、春夏秋冬問わずに気持ちの良い場所でしょう。

実は人間以上に、畳とフローリングそれぞれの良さを分かっているのは猫たちなのかもしれませんね。

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