猫に嫌われてしまう話し方
言葉に触れる機会が多い家猫は、誰かに話しかけてもらうことを好みます。ただ、いくつか苦手なポイントがあり、気をつけないと嫌われる原因になってしまいます。
ここでは、猫が苦手な話し方の例を4つ紹介いたします。
1.声が大きい
猫は耳が良い分、音に敏感なところがあります。だから大きな声で話しかけられると驚いてしまうのです。
しかも猫は記憶力が良いので、何度も繰り返していると「またうるさい人が来た」と警戒されるようになってしまいます。
2.低い声で話しかける
地声が低いのは仕方ないのですが、そのままの声で話しかけるとあらぬ誤解を招くことになります。
猫界において低い声は「威嚇」を表します。つまり、低音ボイスで話しかけるということは「ウー」と唸っているようなものなのです。
3.身振り手振りが大きい
会話をする際に、身振り手振りが大きくなる人がいますよね。実はこれも、猫を驚かせてしまう要因です。
手の動きから「今にも襲いかかってきそう」という不安に駆られてしまいます。(猫は人間を大きな猫だと認識しています)
4.目を見て話す
猫社会と人間社会のルールは異なります。人間同士の会話では、相手の目を見て話すことがマナーです。しかし猫同士では、目を逸らして関わることが基本です。
目を見つめるということは喧嘩を売る行為にあたります。つまり、猫の目を見つめながら話しかけるということは挑発していることになってしまうのです。特に人馴れしていない猫や、初対面の猫に話しかける際は気をつけましょう。ちなみに、人馴れした猫が目を見つめてくるのは愛情表現です。
愛猫と話すときは、時々視線を合わせながら話しても大丈夫なので、自然な形で声をかけてあげましょう。
猫が好む話し方
猫が苦手な話し方を紹介しましたが、逆に好まれる話し方はどのようなものなのでしょうか。
いくつか例を挙げてみます。
- 穏やかな口調で話す
- やや高めの声で話しかける
- 身振り手振りをつけない
- 初対面の猫と目を合わさない
- 姿勢を低くする
目を合わせることはNGなケースがあるのですが、目線の高さは合わせてあげましょう。姿勢を低くして小さくなることで、強くて怖い相手という印象を持たれずに済みます。
まとめ
今回は猫に嫌われてしまう話し方と、好かれる話し方について紹介いたしました。
猫は人を体の大きな猫だと認識しています。従って、猫界でご法度とされていることは避けることがベターなのです。
これから猫と仲良くなりたい方は、好かれやすいポイントを意識して話しかけてみてください。