猫が人へ与える『良い影響』4選

猫が人へ与える『良い影響』4選

猫好きにとって、猫は癒しですよね。でも、単なる癒しだけではないんです。一緒に暮らしていることで、猫が人に良い影響を与えることがわかっています。猫を飼っていると、どんな良いことがあるのでしょうか?

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.リラックス効果

猫と触れ合う人の手

猫とのスキンシップは、人間にリラックス効果をもたらします。猫を撫でることで「幸せホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」が分泌されるからです。

オキシトシンが分泌されると幸せホルモンという名の通り、リラックスしてハッピーな気持ちになります。これは、撫でてもらっている猫の方も同じなのだそうですよ。猫とのスキンシップは、人にも猫にも良い影響があるのです。

でも構い過ぎや、猫の気持ちを無視したスキンシップは禁物。猫にはひとりでいたい時もあるので、そんな時に無理に撫でようとすると怒らせてしまいます。長時間撫でるのもイライラさせてしまいます。

スキンシップしようとして猫にストレスがかかってしまっては逆効果です。スキンシップは、猫の様子を見ながらにしましょう。

2.ストレスを軽減

横になって寝る猫

猫が喉を鳴らす時のゴロゴロという音、この周波数が人間にとってセラピー効果があることがわかっています。ストレスの軽減や免疫力アップ、血圧の安定にもつながるそうですよ。また、骨折や怪我の治癒も早めるというのだから驚きです。

猫が喉を鳴らすのは、ご機嫌な時だけではありません。緊張状態にある時や不調を抱えている時なども喉を鳴らすことがあります。喉を鳴らすことは、不安感をやわらげたり、鎮痛作用もあるのだとか。

猫は喉を鳴らすことで自分を守っているのですね。この作用が、人間にも影響するのです。

3.脳を活性化

高齢者の膝の上の猫

人は高齢になると認知機能が衰え、認知症を発症しやすくなります。年齢を重ねるにつれて自分にできることが少なくなると、自信を失い、ネガティブな気持ちになることがあります。

しかし、猫を飼っていると脳が活性化され、認知症の予防になるのだそうです。猫がそばにいると、自分より弱いものを守ってあげなければという気持ちが起こり、そのため前向きになれるのだとか。

猫のお世話をしなければ、という思いがあるとやる気が生まれ、自分が必要とされていると感じます。生きがいができ、生活に張りが出ます。猫の面倒を見るという行動も脳を活性化させるのでしょう。

猫以外のペットでも、飼育することで脳に良い影響がありますが、猫の場合、そのツンデレな性格がさらに人間の脳を活性化させるそうですよ。

4.子どもの成長

男の子の手の中の子猫

小さな子どもがいる家庭では、猫が子どもの成長に良い影響を与えるでしょう。猫のお世話の手伝いをすることで、子どもは責任感や思いやりを持つようになります。命の大切さも学ぶでしょう。

寂しい思いをしている時に、猫がそばにいることで癒しになるかもしれません。

もちろん、子どもと猫が同居する場合、アレルギーや衛生面など気をつけなければならないこともあります。子どもと猫の相性が悪いこともあるでしょう。子どもと猫を同居させる際には、しっかり準備を整えてお迎えして下さいね。

まとめ

赤ちゃんと猫

猫の仕草や行動を見ていると、自然と笑みがこぼれますね。猫がいるだけで、毎日が明るくなります。自由気ままな姿に、元気をもらえたりします。

猫からの直接的な影響ではありませんが、猫を飼っていると、自然と規則正しい生活になったり、帰宅も早くなることから、健康的な生活を送れるようになる人も多いようですよ。

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