猫と一緒に寝る時にしてはいけないこと
猫と一緒に眠る瞬間は、まさに至福のひとときです。でも冷静になって考えてみると、色々心配事が出てきますよね。
例えば、寝相が悪くて怪我をさせないか、潰してしまわないか、などです。
実際に猫と一緒に寝る際に気をつけてほしいことがいくつかあります。今回は、特に危険でやめてほしいことを6つ紹介いたします。
1.子猫と一緒に寝る
小さな子猫とは一緒に眠らないようにしましょう。子猫が飼い主さんと一緒に寝られるようになる時期は、子猫が俊敏に動けるようになり、トイレを完璧に覚えた後です。早くても生後2~3か月以降でしょう。
元々子猫は母猫に密着して眠る習慣があるため、もっと小さい子猫でも飼い主さんにも同じような行動をとる可能性があります。しかし、もしも飼い主さんがまだ瞬時に思い通りには動けない子猫のほうへと寝返りを打ったら…。大惨事になりかねません。
少し大きくなるまでは、ケージに入れて眠らせたほうが安全です。充分に大きくなって、健康で俊敏に動ける猫であれば、一緒に寝ていた飼い主さんが猫を潰してしまう可能性はとても低いようです。
2.充電器のケーブルをむき出しにする
枕元でスマホやタブレットを充電する方もいらっしゃるでしょう。その際にケーブルをむき出しにしておくと、猫がじゃれてしまう可能性があります。
最悪の場合は感電する恐れがあるので、ケーブルが見えないように工夫してください。
3.アロマグッズを使用する
リラックス効果のあるアロマもありますが、猫と一緒に寝る場合は使用を控えた方が良いでしょう。
科学的な根拠はまだないのですが、アロマオイルを使ったせいで猫の健康(肝臓)に悪影響を与えたと訴えている経験談がたくさんあります。アロマオイルは種類や濃度、使い方によっては猫にも使える、という意見もありますが、猫との生活ではアロマグッズを使用しない方が無難でしょう。アロマオイルをなめてしまったり、ディフューザーをいたずらしてしまうことも考えられるからです。
4.無理やり布団に入れる
猫は気分屋なので、いつも一緒に寝たいとは限りません。また、飼い主さんの寝相が悪すぎると落ち着いて眠れないので、自分から離れてしまうこともあります。飼い主さん的には寂しいかもしれませんが、そういう時は無理強いしないであげましょう。季節柄、夏場は暑くて一緒に寝たくない猫もいます。
いずれにしても、そばにいたいと思ったら再び戻ってくるので待ってあげてください。
5.布団を干さずに放置する
猫が布団を使うと被毛やフケが付着します。フケは人間の猫アレルギーの原因になり得ますし、被毛やフケを放置すると様々なアレルギー性疾患の原因にもなるダニが増えやすくなります。
猫と一緒に寝る場合は特に、布団は放置せずに洗える場合は洗い、洗えなくても晴れた日は外で干すようにしてください。カバーやシーツもこまめに洗うようにしましょう。
6.子どもと猫を一緒に寝かせる
衛生面の問題もありますが、子どもは大人よりも寝相が悪いことが多いので、猫と一緒に寝かせない方が良いことも多いでしょう。
猫は動くものにじゃれる習性を持っています。布団からはみ出た足に飛びつくことがあります。髪の毛にじゃれて頭を噛んでしまうこともあり得ます。そうなると、子どもが安眠できないかもしれません。
また、猫がかんだりひっかいたりしてできた傷から感染症にかかることがあるという点からも、特に子どもには注意が必要です。さらに、夜中に子どもがよく動くせいで猫が起きてしまうことが多いと、夜中に活動する猫になってしまうかもしれません。
お互いの安全や、良い関係性を維持するためにも、お子様が小さなうちは別室で寝かせるようにした方が良いと思います(ケージを活用しても良い)。
まとめ
猫と一緒に寝る際は、いくつか気をつけなければならないことがあります。大切な愛猫に危険が及ぶのも嫌ですし、飼い主さん家族に悪影響があっても困ります。
衛生面や猫の本能、性格などに関連した注意点をご紹介しました。猫と一緒に寝る場合は、上手にちょうど良い距離を取りながら、至福のひとときを楽しんでください。