1.要求がある

飼い主が寝ている時、どうすれば早く起きてくれるか、猫はちゃんとわかっているようです。顔の上に乗られたら、起きないわけいかないですよね。
飼い主を起こすのは、猫が言いたいことがあるから。それは、大体ごはんや遊びの要求です。朝方、猫が活発になり始める時間帯に顔に乗って起こそうとする猫が多いと思います。飼い主の起床が待ちきれないのでしょう。
2.甘えている

猫が飼い主と一緒に寝るのは、信頼しているから。その寝る場所によっても、信頼度が変わります。顔の近くになるほど飼い主は信頼されているのです。近くどころか、顔に乗ってしまうのは、飼い主のことを母猫のように思っているからでしょう。
子猫は、最初は母猫やきょうだい猫とくっついて寝ていますが、3~4ヵ月ほどで親離れをします。しかし、飼い猫の場合、常に飼い主がそばにいます。そのため、子猫気分が抜けず、いつまでも飼い主を母猫のように思って慕うことがあるのです。
3.温かい

寒い季節になると、猫が寄り添ってくることが多くなりませんか。膝に乗ったり、寝ている布団に入ってきたり。それは、寒いので飼い主の体温で温まりたいからなのです。
顔の上に乗ってしまうのも、そこが温かいから。顔の上では居心地が悪そうな気がしますが…。
暖を取りたいからといって、猫が信頼していない人間にくっついてくることはありません。顔に乗られてしまうのは、それだけ信頼されているということです。
猫が顔に乗るのをやめさせるには?

顔の上に乗ってきた時に、すぐに要求に応えていると、いつまでも顔に乗るのをやめさせることはできません。猫が、顔に乗れば要求が叶うと覚えてしまうからです。とはいえ、ずっと我慢しているわけにもいきませんね。衛生面も気になるところです。
餌をねだって顔に乗ってくるなら、寝る前に餌を与えたり、自動給餌機を使用してみましょう。また、なぜ要求があるのかも考えてみるといいかも知れません。トイレが汚れていたり、遊び足りないなどの不満を持っている可能性もあるからです。
うまくいかない場合は、寝室に猫を入れないようにするのもいいでしょう。その場合は、別の部屋に餌と水、猫ベッドなど、猫が夜を快適に過ごせるスペースを用意してあげて下さいね。
まとめ

猫が顔の上に乗ってくるのは、それだけ猫に愛されている証拠。飼い主のことが大好きなんですね。しかし、他のところならともかく、顔だけは勘弁してほしいものです。
猫がなぜ顔の上に乗るのか、思い当たる節があれば、事前に対処してやめさせましょう。