猫が嫌がる!!スキンシップのNG集
愛猫とスキンシップを取ると、体が傷だらけになるという飼い主さんもいるでしょう。もしかしたら、タブーを犯している可能性があります。
今回は、猫とスキンシップを取る際にやってはいけない行動を5つ紹介いたします。
1.食事中やトイレ中に撫でる
猫は何をしていても可愛いので、食事中やトイレ中も思わず撫でてあげたくなりますよね。その猫の性格にもよりますが、基本的には静かに見守るのがベターです。
猫にとって、食事やトイレは無防備になる瞬間です。撫でられることで緊張し、集中が途切れてしまいます。特にトイレの場合は我慢をするようになってしまうかもしれないので気をつけましょう。
2.いきなり顔をくっつける
柔らかい被毛に顔を埋めたいと憧れを抱く飼い主さんもいるのではないでしょうか?いわゆる「猫吸い」です。これは見よう見まねで強要すると危険です。顔や目を引っかかれてしまう恐れがあります。
いきなり顔を近づけるのではなく、まずは鼻に人差し指を近づけてにおいを確認してもらいましょう。愛猫がスリスリしてきたら撫でてあげ、リラックスしているようであれば鼻と鼻をくっつけます。ここで抵抗しなければ、おでこや背中などに顔をつけてみてください。
お腹は難易度が高いので、慣れないうちは控えたほうが良いでしょう。もちろん、いくら飼い主でも弱点であるお腹は「絶対にいやだ!」と思っている猫もいますから、無理はしないように。
3.嫌がっているのにやめない
抱っこ中に暴れたり、しっぽを叩きつけてきたら嫌がっているサインです。これを無視して抱き続けていると攻撃されてしまいます。
抵抗したら解放することを心がけましょう。これが抱っこ好きに近づける秘訣です。しつこくすると、ますます抱っこが嫌いになってしまいます。
撫でたり遊んだりしている最中も同様です。飽きたらそこで終了してください。
4.追い回す
愛猫を構いたいからと追い回す行動もNGです。逃げるということは、甘えたい気分ではないということです。無理強いすると避けられるようになってしまいます。
愛猫のほうからすり寄ってくるタイミングを待ってあげましょう。
5.手足をおもちゃ代わりにする
猫がじゃれる姿は可愛いですよね。だからといって、自分の手足をおもちゃ代わりにしてはいけません。
猫にとって遊びは狩りの練習です。獲物に見立てて飛びついてくるので、噛まれたり引っかかれたりします。
噛み癖ができたり、誰彼構わず牙を剥くことになってしまいます。噛まれた傷が原因による感染症を引き起こす恐れもあるので要注意です。
上手なスキンシップの取り方
嫌がることさえしなければ、スキンシップ自体は大切なものです。直接体に触れることで気づける異変もありますし、何よりも癒されます。
そこで、ここからはスキンシップのコツを紹介いたします。
リラックス中を狙う
タイミング的には、リラックス中が良いでしょう。顎の下や耳の後ろなどを撫でてあげると喜びます。
優しく話しかける
いきなり触れる前に、優しく声をかけることも重要です。そうすることで心の準備ができます。
愛猫から求めてきた時がベスト
愛猫のほうからスキンシップを求めてきた時は、できるだけ応えてあげましょう。スリスリする動きに合わせて撫でたり、喜ぶポイントを積極的に撫でてあげてください。
ただし、去ってしまったらそこで終了です。物足りない気持ちは、次回の楽しみに取っておきましょう。
まとめ
猫とのスキンシップにおけるNG行動と、上手にスキンシップをとるコツについて紹介いたしました。
重要なのは、しつこくしないことです。猫は単独で生活する動物なので、ベタベタした関係を望みません。甘えたくなったら甘え、飽きたら去ってしまうものなのです。
だから、猫のほうからスキンシップを求めてくるタイミングが狙い時なのです。
猫を撫でるとオキシトシンの分泌量が増え、ストレスが緩和されます。これは猫も同様なので、嫌がらない程度に楽しみましょう。