フェロモンの分泌腺が集中しているから
猫のしっぽの付け根には、フェロモンの分泌腺が集中しているため、触ると喜びます。触ると「匂いの交換」ができるからかもしれません。同様に、頬やあごなど、フェロモンの分泌腺が多い場所を触られると喜びます。
筆者宅の愛猫の中で1匹、しっぽの付け根を触られるのが大好きなメス猫がいます。おもむろに近くに来たと思ったら、無言でじ〜っと「触れ」と要求を。愛猫がしっぽの付け根を触られたがる理由はよく分かりませんが、とにかく喜びます。
そのワケの一つに、フェロモンの分泌腺が集中しているから、というワケが考えられるのです。
神経が集まっているため、敏感
しっぽの付け根には、神経が集まっています。そのため、とても敏感な部分でもあるのです。触られると、気持ちがよいのでしょう。
しっぽの付け根に触れると、ピクッと腰を上げます。神経に刺激が走り、反応している証拠でしょう。同時に、傷つきやすい部分でもありますので、触れるときはあまり力を入れるのはよくないようです。
猫がしっぽの付け根に触れられて喜ぶのは、神経が集まっており敏感なためだと考えられます。
交尾の刺激に似ているから
交尾の刺激に似ているために喜ぶ、ともいわれています。特に、避妊手術をする前のメス猫が、好むよう。交尾経験のある場合、なおさらかもしれません。
筆者宅のしっぽの付け根タッチ好きなメス猫は、交尾経験はなく避妊手術済のため、この理由には該当しないと思われます。交尾経験のあるメス猫もいますが、彼女は特に好みません。個体差がありそうです。
猫によっては交尾の刺激に似ているため、喜ぶというワケです。
優しくトントン
しっぽの付け根に触れるときは、「優しくトントン」が喜ばれます。前述したように、神経が集中している場所のため、強く叩くと痛みを感じてしまうでしょう。万が一傷を付けてしまっては大変です。
筆者宅の猫も、強いよりも軽くトントンする方がお好みのよう。どのくらいの強さが好みか、探ってみてもよいかもしれません。
猫のしっぽの付け根を触るときは、「優しくトントン」を心がけおくと間違いないでしょう。
嫌いな猫もいる
敏感な場所のため、触られるのを嫌がる猫もいます。くすぐったかったり、痛みを感じたりするのかもしれません。嫌がる場合は触らないようにしましょう。
猫はしてほしくないことをされると、声をあげる、噛みつこうとするなどして「やめて!」の意思表示をします。それに気が付いたら、すぐに停止してあげましょう。
全ての猫がしっぽの付け根を触られるのを好むのではなく、嫌がる猫もいるため、触るときは気をつける必要があります。
まとめ
今日のねこちゃんより:くぅ♂ / ラガマフィン / 3.8kg
猫がしっぽの付け根に触れられるのを喜ぶのは、フェロモンの分泌腺や神経が集中しているからのよう。喜ぶ猫もいれば、嫌がる猫もいます。愛猫の好みに合わせて、触ってあげてください。