猫が『寝る場所』を変えるのは意味がある?考えられる3つのワケ

猫が『寝る場所』を変えるのは意味がある?考えられる3つのワケ

猫は単なる気まぐれだけではなく、何らかの理由があって寝る場所を変えることがあります。今まで眠っていた場所から愛猫が移動した時、その寝床の何が気に入らなかったのか知ることで快適な睡眠環境を整えるサポートができますよね。猫が睡眠時に場所を変える主な理由をご紹介します。

猫はより良い寝床を求めている

寝ている猫

猫は「寝子」という漢字でも表されるほど、よく寝る動物です。個体差はあるものの1日の睡眠時間は12~15時間ほどにも及び、子猫の場合はさらに長く18時間近く眠って過ごします。

気に入った寝床でずっと寝る猫もいれば、気まぐれに寝床を変える猫もいます。猫が自分でより快適な場所を見つけて移動しているぶんには、特に問題ないでしょう。ただし快適な寝床をなかなか見つけられずに安眠できていないようなら、飼い主さんの配慮が必要です。

猫が今まで寝床にしていた場所を避けて移動する理由として、考えられるものを3つご紹介します。愛猫が睡眠の途中で頻繁に移動するなど、落ち着いて眠れていない様子が気になる飼い主さんはぜひチェックしてみてください。

1.ストレスを感じる場所を避け、快適な場所で寝たい

ヒーターの近くで寝る猫

聴覚が鋭い猫は、うるさい場所では落ち着いて眠れません。外からの騒音が聞こえる場所や、家の中の生活音が気になる場所で寝るのはストレスになるので、うるさいと感じたら移動することが多いでしょう。光のまぶしさも睡眠時には嫌な刺激なので、直射日光が当たる場所や電気が明るすぎる場所も避ける傾向があります。

また体温調節が苦手な猫は、快適な気温になっている場所を探すのが得意です。夏は涼しい場所を好み、冬は暖かい場所を好みます。エアコンで室内の温度を猫にとって快適になるように調整するなど、愛猫が気持ちよく眠れる環境を整えてあげると安眠をサポートできます。

2.飼い主さんや同居猫に構われるのが嫌

眠る2匹の猫

ゆっくり寝たい時に飼い主さんがたくさん撫でるなど構い過ぎると、猫にはストレスになります。愛猫の寝顔が可愛らしくて撫でたくなるという飼い主さんは多いかと思いますが、安眠を妨害しないようそっとしておいてあげましょう。

また多頭飼いをしている場合は、同居猫との相性も重要です。新しい猫を家に迎えて、新入り猫が先住猫と一緒に寝ようと近づいて行くと、先住猫がそれを嫌がって寝る場所を変える場合があります。多頭飼いをしても、仲良く一緒に眠るほどお互いがお互いを好きになれるとは限らないので、猫同士の関係にも気を配りましょう。

3.飼い主さんのそばで安心したい

膝の上で寝る猫

寝ている時に飼い主さんが構い過ぎると嫌がって離れていく猫がいる一方で、飼い主さんのそばで安心して眠りたいという猫もいます。猫は警戒心が強い動物ですが、信頼している飼い主さんが近くにいると、万が一敵が襲ってきても守ってくれると思い安心して眠れるのです。

逆にいざという時に自分が飼い主さんを守れるように、寝る時もそばにいたいという猫もいるようです。愛猫が寝ている途中でも飼い主さんが移動するたびに起き上がってついてくるようなら、飼い主さんに対して強い信頼や愛情を抱いているという証拠。愛猫のその思いを受け止めて、できるだけそばにいてあげたいですね。

まとめ

寝顔が可愛い猫

猫は快適に眠れる場所や、安心できる場所を選んで寝床にします。状況や気分に応じてより安眠できる場所を求め、頻繁に寝る場所を変えることも珍しくありません。場所を変えつつ、愛猫がリラックスして眠れているのなら大丈夫でしょう。

気温はちょうどよいのにTVの音がうるさい、お気に入りの寝床を苦手な同居猫に奪われた、飼い主さんがそばにいないと安心できないなど、愛猫が睡眠環境にストレスを感じている場合は安眠のための配慮をしましょう。

愛猫が寝ている時はTVの音量を下げたり、その子専用の猫用ベッドを用意したり、一緒にいられない時は飼い主さんの匂いがついたものを置いてあげるのも安心できるのでおすすめです。よく眠ることは健康のためにも大切なことなので、愛猫の安眠をサポートしてあげてくださいね!

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