1.まばたき
「まばたき」は、猫が使うコミュニケーション手段として重要です。飼い主さんと愛猫の目が合ったとき、猫の方からまばたきをする場合があるかもしれません。これは「敵意がない」「愛情を伝えている」という意味があるといわれています。
逆に、飼い主さんから愛猫にまばたきをしたときも、猫がさも真似したかのように同じ行動をとる場合が。「私も敵意はないにゃ」「私も好きだにゃ」と伝えてくれているのでしょう。猫に対しては、まばたきによるコミュニケーションはかなり有効で、初対面であっても近寄ってきてくれる、という研究結果もあるようです。
2.ご飯を食べる
飼い主さんがご飯を食べ始めると、猫もご飯を食べ始めることがあります。そんな様子を見たら、「真似したのかな?」と思うかもしれません。飼い主さんのご飯の匂いに、食欲をそそられた可能性もあります。
また、習慣化する場合もあり、飼い主さんの食事時に毎回、一緒に食べる猫もいるとか。愛猫にされたらより、愛らしさが増してしまいそうです。
3.緊張する
飼い主さんが緊張すると、それに伴い愛猫も不安になったり怖がりになったり、攻撃的になることがイギリスの大学の調査で明らかになっています。飼い主さんの気持ちを敏感に感じ取り、そのようになるようです。
一方で、おだやかな気分の飼い主さんの元では同じく猫もおだやかで、攻撃性がないそう。もちろん、元々の猫の性格もありますが、愛猫のために飼い主さんがおだやかに過ごすように心がけるとよいでしょう。
4.ドアを開閉する
筆者宅の猫の話なのですが、彼はドアを開けるだけでなく、閉める行動もします。恐らく筆者の行動を見て、真似しているのでしょう。
開けるときは、ドアのノブに飛びつきます。閉めるときは、後ろ足で歩きながら、前足でドアを押して閉めるのです。
ただ、ドアを開けられるのは押す側だけで、引く側は難しいよう。そのため、自分でドアを開けて入って閉め、そこから出られなくなる場合があります。
猫は飼い主さんの行動をよく観察しているため、筆者宅の猫はドアの開閉ですが、その他にも戸棚やクローゼットの開閉などをやってのける猫もいます。おやつなどを使って訓練すると、人が行った行動をそのまま真似する、という芸当もできるようです。
まとめ
今日のねこちゃんより:もも♀ / 2歳 / 三毛猫 / 4.5kg
飼い主さんの真似は、猫よりも犬の方が得意に感じるかもしれませんが、実は猫もよく、真似をしているよう。「なんだか行動が似ている」と思ったら、もしかしたら真似されているのかもしれません。