1.喉を“ゴロゴロ”鳴らす
猫が甘えたいときにする仕草として有名なのが、喉をゴロゴロ鳴らすことです。実はこのゴロゴロ音のメカニズムは完全に解明されておらず、分かっていないことも多いです。
最近の研究では、猫のゴロゴロ音が人間にリラックス効果を与え、治癒力も向上させる可能性があると判明しています。ただし、このゴロゴロ音は甘えたいとき以外に、体調不良や不安を感じている時でも鳴らすことがあるので注意しましょう。
2.前足で“ふみふみ”
前足でリズミカルに布団や飼い主さんを足踏みする通称「ふみふみ」も猫の甘えたいサインです。SNSなどではうどん職人、パン職人などに例えられており、微笑ましい様子が数多く投稿されています。
これは母猫の乳腺を刺激して母乳を飲んでいた名残といわれており、成猫になっても甘えたい気持ちが抜けきれず行う子がいます。飼い主さんのお腹の上で行う子もいますが、母親のような存在と認識していることなので可愛がってあげましょう。
3.しっぽがピーンと立て“すりすり”
しっぽの動きは猫にとって感情表現の一つです。中でもしっぽをピーンと立てて近づいてくるときは甘えたい気持ちが強いサインです。
飼い主さんがお家に帰ってきたときなどに行う猫も多く、甘えると同時にスリスリと自分の匂いを付け直すこともあります。ただいまと声をかけて、優しく撫でてあげましょう。
ちなみに猫のしっぽが大きくゆっくり左右に振られているときはリラックスしているサインです。多くの猫が、このタイミングに触られることを嫌がるのでひとりにしてあげましょう。
4.頭突き
意外かもしれませんが頭突きも猫にとっては甘えたいサインとなります。
スリスリと撫でるように押し付けてくる子もいれば、ゴツンと力強くぶつけてくる子もいます。頭突きに思える行動ですが、実は自分のフェロモンをこすりつけています。
親しい猫同士で行われる挨拶みたいなもので決して攻撃ではありません。優しく対応してあげましょう。
まとめ
今回は猫が甘えたいときに見せる仕草を4つ紹介しました。普段の何気ない猫の行動が、実は甘えたい感情表現であることはよくあります。
人間は甘えたいとき言葉で示すことが多いですが、猫は行動で気持ちを伝えます。甘えのサインを知っていれば、愛猫との暮らしがより仲睦まじいものになります。
猫が甘えたい仕草を見せるのは信頼している証拠です。飼い猫が甘えたい仕草をしているときは、優しく可愛がってあげて下さい。