涙やけの起きるメカニズム
猫の目には、涙を排水するシステムが備わっていますが、何らかの原因で涙の量が増えすぎてしまうと、十分な排水がされません。また、排水システム自体に異常が生じると、涙の量は普通であっても、溜まってしまいます。このような原因で、排出されない涙が目頭に留まり、涙やけが起きるのです。
涙が増える原因には、異物や目の炎症などが挙げられます。鼻炎や先天的奇形などで、排水に異常が生じることがあるようです。
ペルシャなどのいわゆる「鼻ぺちゃ」な猫種は、その顔面の構造から排水システムがきちんと働かず、涙やけしやすいといわれています。
原因によって異なる治療法
涙やけの治療法は、原因によってさまざまです。異物がある場合は、それを取り除いて解消します。炎症などがあれば、その治療を。先天的に排水システムに奇形があるなら、外科手術を行います。
飼い主さんが拭き取る
飼い主さんが拭き取って、ケアをする方法があります。濡らしたコットンやガーゼ、また専用のシートなどを使い、涙を綺麗に拭き取ってあげましょう。
ゴシゴシこすると痛みや傷を生じさせてしまう可能性があるため、ソフトに優しく拭き取ってあげてください。
キャットフードを変える
涙やけの原因が、キャットフードにあるという話もあります。キャットフードを変えると涙やけによい影響があるとも考えられています。
涙やけがあってもなくても、愛猫に合った質のよいキャットフードを与えることは重要です。もし最近涙の量が増えた、などと感じる場合は、見直しのよいきっかけとなるかもしれません。
サプリメントを与える
涙やけ用のサプリメントもあります。市販されていますので、使用してみるのもよいかもしれません。
しかし、メーカーによって販売価格に幅があるので、愛猫や飼い主さんが無理なく続けられるサプリメントを選ぶとよいでしょう。
まとめ
涙やけを放置しておくと、目の周りが茶色く変色し、皮膚がただれてしまうこともあるようです。できればそうなる前に、ケアしてあげたいですね。
愛猫の涙がやたらと多い、もしくは目頭に涙が溜まっている、という場合は、早めに対処すると涙やけになるのを防げるかもしれません。
愛猫の健康を守れるのは、飼い主さんだけ。スキンシップの一環として、目の周りチェックも行ってあげると、早期発見につながるでしょう。