猫が悲しそうに鳴くのはなぜ?
猫が時々見せる何ともいえない切ない表情に、物悲しい鳴き声。そこには、次のような心境が隠れています。
1.お留守番が寂しい
猫といえば留守番が得意というイメージが強いでしょう。ところが、中には留守番が苦手な猫もいます。
飼い主さんが出かけることを察知すると、思わず「行かないで」と鳴いてしまうのです。帰宅後に「寂しかったよ〜」という気持ちを込めて鳴く猫もいるでしょう。
留守番に対する不安が強い猫と暮らしている場合は、出かけるふりをしては帰ってくるという行動を繰り返してみると良いでしょう。必ず戻ることが理解できれば、鳴く頻度も減少してくるはずです。
2.ご飯の時間に気づいていない
忙しくしていると、ついつい愛猫のご飯を忘れてしまうことがありませんか?猫は体内時計が正確なので「お腹すいたよ〜」と必死に訴えてきます。
3.環境の変化があった
愛猫を取り巻く環境に変化があった場合、慣れるまでの間は少し不安になることがあります。悲しそうに鳴く以外にも、今まで以上にスキンシップを求めてくるかもしれません。
そういうときは、愛猫の気が済むまで寄り添ってあげましょう。
4.親しくしていた人が家を離れてしまった
進学や就職、結婚などで実家を離れなければならなくなることがありますよね。いなくなってしまったことに最初は戸惑い、寂しそうにします。
特に親しくしていた人であれば尚更で、探し回ったり鳴いたりします。寂しいという気持ちに寄り添いつつ、積極的に遊んで気を紛らわせてあげましょう。
予め大好きな人の匂いをタオルなどに付けておくことも有効です。お気に入りの寝床などに置いてあげてください。匂いがあることで安心感が得られます。
5.同居動物が亡くなった
最愛の家族である動物が亡くなると、心がえぐられるような思いに駆られますよね。それは猫も同じです。
ずっと一緒に過ごしてきた同居動物が亡くなると、鳴きながら部屋中を探し回ります。中には体調を崩してしまう猫もいます。
悲しみから立ち直るには時間がかかるでしょう。急に甘えるようになったと感じたら、落ち着くまで甘えさせてあげましょう。
体調が優れないときは動物病院に連れて行きましょう。きっかけになった出来事も伝えると、よりスムーズに診察することができます。
まとめ
猫が物悲しそうに鳴く理由を5つ紹介いたしました。
特に後半の2つは深刻ですよね。動物病院によっては、心を落ち着かせる薬(サプリメントの場合もある)を上手に活用しながら乗り越えられるようにサポートしてくれます。
もちろん家族が寄り添ってあげることが1番の薬になりますが、それだけでは困難だと感じたら獣医さんに相談してみましょう。動物の専門家として、的確なアドバイスをくださるはずです。