猫もヤキモチをやくことがある?

猫の仕草や態度を見て「あれ、もしかして、ヤキモチやいてる?」なんて感じたことはありませんか。猫は、人間のようにヤキモチをやくのでしょうか。
人間と同じような感覚でヤキモチをやくことがあるのかどうか、それははっきりわかっていません。他の猫に妬みや憎しみの感情を持つことはないと言われています。
しかし、他の猫を見て、うらやましいと感じたり、不安になってしまうことはあるようです。厳密には人間のヤキモチとはちょっと違いますが、猫もヤキモチをやくのですね。
1.飼い主が猫以外のものに集中している時

テレビやスマホを見ていたり、パソコン作業をしている時に、猫が邪魔をしに来ることはありませんか。これは、猫のヤキモチから来る行動です。
大好きな飼い主が、自分以外のものに集中しているので、「こっちを見て」とばかりに、飼い主の視界に入ろうとします。飼い主が自分を見てくれないので、寂しくなってしまうのでしょう。構ってほしくて、わざと邪魔をするのです。
猫が邪魔をしにきたら、寂しいのだな、と理解して、少しの間手を止めてスキンシップしてあげて下さいね。
2.飼い主が他の猫をかわいがっている時

多頭飼いで気をつけたいのが、特定の猫ばかりを可愛がってしまうこと。飼い主の方はそんなつもりではなくても、どうしても甘え上手な猫や、新入りの猫に気が向いてしまいやすいものです。
それを見て、ヤキモチをやいてしまう猫もいます。ストレスを抱えて体調を崩してしまうこともあるので、注意しましょう。猫のヤキモチには、甘えさせてあげるのが一番です。
他の猫がいて難しい場合は、その猫だけ他の部屋へつれて行き、少しの間遊んであげるなど、気持ちを満たしてあげて下さいね。
3.飼い主が他の人間と一緒にいる時

猫は、家族以外の人間にヤキモチをやくことがあります。飼い主に来客があった時、飼い主がその人と話してばかりいて猫を構ってあげないと、猫はヤキモチをやいてしまうのです。特に友達や恋人をつれてきて、親しそうにしているとヤキモチをやくので要注意。
また、赤ちゃんが産まれた時は、飼い主は赤ちゃんにかかりきりになってしまうので、猫はヤキモチをやきやすくなります。赤ちゃんのお母さんが猫のお世話をできない場合は、お父さんや他の家族が今まで以上に猫を構ってあげて下さい。
まとめ

猫もヤキモチをやきます。そして、飼い主が猫のヤキモチに気づいてあげられなかった場合、噛みついたり、粗相をするなど、問題行動を起こしてしまうこともあります。
猫がヤキモチをやくのは、自分が構ってもらえないと感じて寂しくなってしまうからです。日頃から、猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。
猫がヤキモチをやいている時は、早く気づいて愛情を伝えてあげて下さいね。飼い主の愛を感じて気持ちが満たされることで、猫のヤキモチは解消されるでしょう。