1.抱っこが出来ない!
愛猫を抱っこしながらする爪切り・ブラッシング・歯ブラシなどのお世話は、愛猫が嫌がったら即終わりにしましょう。
嫌がっているお世話をそのまま続けてしまうと、「抱っこをされる=嫌な事をされる」という印象が残ってしまいます。元々、抱っこを好きな猫はあまり多くはいません。しかし嫌いになってしまうと、抱っこが必要な通院時や災害時に大変なストレスを猫にかけてしまいます。
爪切りは一度に全て切ろうと思わずに、「今日は片手だけ」「明日は片足」など、余裕を持ったスケジュールにしてあげましょう。歯ブラシも長くて1分です。上の犬歯から奥へ向かって重点的にブラシをしてあげれば大丈夫です。
2.体内のミネラルバランスを崩す!
猫のためを思ってミネラルウォーターを与えると、栄養バランスを崩してしまい命の危険に関わります。
ミネラルウォーターはその名の通り、ミネラルが水道水より豊富に含まれています。濃度によって硬水から軟水まであります。しかし、猫の体内では摂取し過ぎてはいけないミネラルがあるのです。
人間用のミネラルウォーターではなく、蛇口から出る新鮮な水道水やミネラルが添加されない浄水器の水を飲ませてあげましょう。
3.ストレスを溜める
タイミング悪く撫でたり触れたりすると、猫はストレスを感じてしまうことがあります。
猫は、構ってほしい時は自ら近くに寄ってきます。そして身体をくっつけてきたり鳴いたりしてアピールをします。率先してサインを出してくるまでは、独りでいる猫にしつこく触れないようにしましょう。
4.解毒ができない!
気持ちの良い環境を作るために、と、アロマなどの精油や強い香りの柔軟剤を使ってはいけません。残念ながらそれらには、猫が解毒できない成分が含まれています。過度な場合は中毒の恐れもあります。
人間にとってちょうどよい量でも、身体の小さい猫にとっては毒となります。また、精油はほとんどが植物由来ですが、一滴に高濃度の成分が含まれています。さらに自然の物だけではなく、当然化学薬品の強い匂いも猫にとっては毒です。
まとめ
猫への『やりすぎお世話』が招く4つのトラブルについてお伝えいたしました。
人間が快適と思う空間と、猫が快適と感じる空間は違います。猫の身体の仕組みや生活スタイルを学び、お互いに気持ちよく暮らせる環境を作っていきたいですね。