1.体温で温まりたいから

ちょっと肌寒い時など、猫は飼い主にくっついて寝ていることがあります。人間の体温で温まりたいのでしょう。特に足の間は体温が高い部分なので、猫はそこを狙っているのかもしれません。
飼い主が座っていたり、横になっていると、ちょうどよいとばかりに足の間に入ってきて、ぬくぬくと温まっています。少々不自由ですが、人間の方も、猫がくっついてくれると温かいですね。
猫は、寒い時季には親猫やきょうだい猫とくっつきあって暖をとることがあります。飼い主の股の間で暖をとるということは、親やきょうだいのような親しみを感じてくれているのでしょう。お母さん猫を思い出して、甘えているのかもしれませんね。
2.狭い場所を好むから

猫は狭い場所が好きです。本能的に安心できるからです。野生時代の猫は、外敵から身を守るために狭い場所に隠れていました。その名残で、家の中で飼われている現代の猫でも、狭い場所が好きなのです。
人間の股の間は、周囲を囲われた狭い場所。猫の体が程よくフィットするので、心地よく、安心できるのでしょう。あぐらをかいた足の間も、猫がすっぽりおさまるのにちょうどよい空間です。
3.においで安心するから

大好きな飼い主のにおいは、猫にとって安心できるにおいです。飼い主にぴたりとくっついているということは、そのにおいに包まれていることになります。飼い主が留守の間は、飼い主の衣類やタオルの上で寝ていることもありますね。
また、飼い主に自分のにおいをつけて安心しているということも考えられます。猫は縄張り意識が高いので、室内のあらゆるところに頭を擦りつけて自分のにおいをつけますが、人間にもにおいをつけることがあります。人間の股の間に入ることによって、自分のにおいをつけて安心しているのかもしれません。
4.構って欲しいから

飼い主がテレビやスマホに夢中になっていたり、読書をしている時に猫が邪魔をしにくるのは、構ってほしいと思っているから。飼い主が自分以外のものに目を向けているのが気に入らないのです。
そこで、こっちを見てとばかりにアピール。股の間に入ってくるのも、そんなアピールのひとつです。足の間に入って来た猫に、気づかないわけにはいきませんよね。
そんなときは少し手を止めて、猫を構ってあげて下さいね。
まとめ

猫が人の股の間に入ってくるのは、理由があってのことです。でも、その人のことを信頼していなければ、そんなことはしません。大好きな相手でなければ、猫の方から体に触れてくることはないでしょう。
時には困ってしまうこともありますが、時間が許すなら、しばらくそっとしておいてあげて下さいね。