猫の『あくび』には意味がある?よくするシーンとその心理5つ

猫の『あくび』には意味がある?よくするシーンとその心理5つ

人があくびをするのは眠いときや疲れたときなどが多いですが、猫は人と違った理由であくびをすることがあるのです。どのようなシーンで猫があくびをするのか、そのときの猫の気持ちをご紹介します。

1.眠いとき、リラックスしているとき

毛布の上であくびをする猫

猫も人と同じように、眠くなるとあくびをします。飼い主さんになでられているとき、飼い主さんの膝の上にいるときなど、リラックスタイムのときにも猫があくびをする姿を見ることが多いです。飼い主さんのそばで安心したり幸せを感じたりして眠くなっているのでしょう。

2.動き出す前

あくびしながら前足を伸ばす猫

寝起きの猫もあくびをよくします。目を覚ますためにあくびをしていると考えられます。

伸びをしながらあくびをするのは「よし!やるか!」という準備運動のようなもので、人と似ていますよね。ごはんを食べる前にあくびをする猫もいます。

3.遊んでいるとき

魚の形のおもちゃとあくびをする猫

猫が楽しく遊んでいるときにあくびをすることがあります。遊び疲れて眠くなったのではなく、興奮した気持ちを落ち着かせようとする目的であくびをしているのです。

外にいる鳥などを見つけた猫が「ニャニャニャ!」と鳴くクラッキングをすることがありますが、同時にあくびをしてしまう猫もいます。クラッキングは興奮や欲求不満の気持ちが表れていると言われていて、そんな気持ちを落ち着かせようとあくびをしているのかもしれませんね。

4.失敗したとき

上を向いてあくびをする猫

キャットタワーに飛び乗ろうとして落ちてしまった、勢いよく走り滑ってしまったなど、失敗してしまったときに猫はあくびをすることがあります。気を紛らわすために、関係のない行動をとることを「転位行動」といいます。失敗してしまった後にあくびをして気持ちを切り替えようとしているのです。

もし、猫が何かに失敗してあくびをしている姿を目にしても、あまり笑わないようにしましょう。笑われたことで傷ついたり、嫌なこととしてずっと記憶したりすることがあるといわれています。

5.叱られているとき

目を開けてあくびをする猫の横顔

猫が飼い主さんに叱られている場面であくびをすることがあります。これは、緊張やストレスを感じていて、不安になった心を落ち着かせようとしているのです。

眠いときのあくびは目を閉じているのに対し、緊張や不安を感じたときのあくびは目を開けたまま、と言われています。

まとめ

あくびをする猫

猫は眠いとき以外にもあくびをしています。楽しく遊んでいるとき、ジャンプなどに失敗したとき、いたずらなどを叱られているときなどにあくびをすることがあります。

特に眠くないときのあくびは、気持ちを切り替えようとしていたり、緊張や不安を感じた心を落ち着かせようとする意味合いがあります。

愛猫があくびをする姿を見かけたら、そのあくびにはどんな意味があるのか、今回の記事を参考に確認してみてくださいね。

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