日光浴が猫にもたらすメリット
リラックス
日向ぼっこをしている猫はとても幸せそうですよね。
太陽の光を浴びながらお昼寝をしたり、ぼーっと外を眺めたり、リラックスタイムを過ごしているのです。
もちろん暑がりな猫など日向ぼっこをあまりしない猫もいます。
とはいえ、猫のストレス解消法のひとつなのでしょう。
猫の日光浴の注意点
1.熱中症
猫は日光浴をすることで熱中症になってしまう場合があります。
暑くなれば自分で涼しい場所に移動することもできますが、長毛種、太っている猫、鼻が短い猫は熱中症になりやすいです。
また高齢になると、あまり動きたがらず、同じ場所で寝ていることが多くなります。
さらに体温調節機能がおとろえることもあり、日向ぼっこをしていて暑くても移動せず熱中症になってしまう恐れがあるのです。
猫が日向ぼっこをしていたら、時々様子を見て移動させたり、カーテンを閉めたりしてあげましょう。
2.皮膚炎
日光浴をすることは紫外線を浴びることでもあり、紫外線によって猫が皮膚炎を起こしてしまうことがあります。
日光浴で皮膚炎になると、耳、目、口まわりなど被毛が薄い場所に、脱毛、皮膚が赤くなる、かゆみなど炎症が見られることが多いです。
猫がかゆさのせいで自分でかき過ぎて、傷ができてしまうこともあります。
そのまま紫外線を浴び続けるとガンに移行する可能性もあるとされています。
白猫など色素の薄い猫や日向ぼっこが大好きな猫は、皮膚炎になりやすいです。
皮膚の異変に気がついたら、早めに動物病院を受診しましょう。
予防するには、紫外線を浴びないようにすることが大切です。
窓にUVカット加工をしたり、UVカットカーテンを使ったりして猫への紫外線の刺激を減らすようにします。
まとめ
猫が大好きな日向ぼっこには、ポカポカあたたかくリラックスできるというメリットがあります。
ですが、体温調節機能が衰えている老猫や長毛猫などは熱中症になりやすいです。
そのような猫が日光浴をしているときは、時々様子を確認してあげましょう。
また、日光を浴びることで皮膚炎を起こしてしまうこともあります。
被毛が薄い部分に皮膚炎の症状が見られたら、紫外線による皮膚炎の可能性があるので動物病院を受診しましょう。