猫にこの異変が現れたら病院へ!早く受診すべき『危険な症状』6つ

猫にこの異変が現れたら病院へ!早く受診すべき『危険な症状』6つ

猫は、人間の4倍のスピードで成長していきます。少し様子を見てしまったために、症状が進行してしまうことも少なくありません。まずは、いつもと違う猫の様子に気がつけるようにチェックする症状を見ておきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.食欲がない

お皿を前に食べない猫

食欲が減少し、元気がなくなってきた場合は危険です。

体調が悪くなると食べる気力が失せるため、無駄な体力を使わないように静かにしています。

空腹時間が長くなると猫の内臓に負担がかかります。特に猫は3日間食べなければ肝リピドーシスという病気を引き起こします。

丸一日全く食べない場合は至急病院を受診してください。

2.痩せてくる

体重計に乗る猫

「食欲がなく痩せてくる場合」と、「食欲はあるのに痩せてくる場合」との二つがあります。

季節の変わり目や猫自身の運動量で、食欲は減少したり増加したりします。

10g前後の減少は問題がありません。

しかし、数日食欲がなく痩せてくる時、もしくは食べても痩せてくる時は大きな病気が隠れていることが多いです。

3.多飲多尿

たっぷりと水を飲む猫

猫が水を沢山飲むようになる時は用心しましょう。

健康的な猫は水をほとんど飲まず、オシッコも少なめです。

しかし腎臓の病気、糖尿病、内分泌系の病気に罹患すると水を多く飲みオシッコを多く出すようになります。糖尿病の猫のオシッコはニオイが強く、べたつく場合もあります。腎不全の場合は水のようなニオイのしない尿になります。

オシッコの色も薄すぎる場合と濃すぎる場合が問題です。

4.嘔吐が多く吐瀉物が臭い

吐いている猫

1日に激しく何度も吐いたり、一週間に何度も吐く場合は注意が必要です。

吐いて何事もなかったようにしている時は、毛玉を吐き出している場合が多く問題はありません。

しかし、嘔吐をした後元気がなくなったり、吐いた物に血が混じったりアンモニア臭がしたりする場合は危険です。

5.下痢便が続く

トイレットペーパーと猫

緩い便が数日続く場合は危険です。

下痢をすることで脱水症状を引き起こします。

慢性的な下痢は徐々に体力を奪っていきますので、下痢便が続く場合はすぐに病院を受診することが大切です。

6.お腹が膨れる

寝ている猫

お腹が膨れている時も、大きな病気が隠れている可能性があります。

腹水が溜まると胸を圧迫して呼吸が困難になってきます。

尿や便が溜まってお腹が膨れる場合もあります。

お腹が膨れてくる時は至急に病院を受診する方が良いでしょう。

まとめ

撫でられる猫

猫にこの異変が現れたら病院へ!早く受診すべき『危険な症状』6つについてお伝えいたしました。

猫の日々の様子を熟知しているのは一緒に暮らす人間だけです。

親バカと言われようと、猫の様子がおかしいと思う時はすぐに病院を受診することが大切です!

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