猫の『健康状態』に悪影響を及ぼす絶対禁止行為3つ

猫の『健康状態』に悪影響を及ぼす絶対禁止行為3つ

猫を飼う上で注意しなくてはいけない事はたくさんありますがその中でも「絶対にやってはいけない危険なこと」については、猫の飼い主さんであるならしっかりと把握をしておく必要があります。そこで本記事では、猫の健康状態を左右してしまう可能性がある絶対禁止事項について解説をしてまいります。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

飼い主さんなら必見!猫への絶対禁止事項とは?

暗闇の中で佇む猫

猫が安心安全に毎日を暮らせるように環境を整えてあげたり、危険なことから守ってあげるのは飼い主さんの大切な務めといえるでしょう。

中でも猫の健康に関わることに関しては、細心の注意を払ってあげる必要があります。

今回は、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性のある絶対禁止事項について解説をしていきます。

猫と一緒に暮らす上でどのようなことに注意しなくてはいけないのか、本記事を参考にしていただけると幸いです。

1.人間の食べ物を与える

キッチンでくつろぐ子猫

猫にとって人間の食べ物は味が濃いものがほとんどです。

人間にとっては大したことない味でも、猫からしてみたら過剰な量の油や糖分、塩分などが含まれている食べ物が数えきれないほどあります。

また、物によっては「猫が食べてしまうと健康や命に関わる危険な食べ物」も数多くあるのです。

チョコレートやアボカド、ネギ類といったような食べ物を猫が摂取してしまうと体調不良を起こす可能性があります。

最悪の場合、摂取量によっては死に至ることもあるため、非常に危険といえます。

たとえ猫が欲しがったとしても、人間の食べ物は絶対に与えないよう徹底しましょう。

どうしても人間の食べ物を与えたい場合は、猫にとって害のない食べ物を厳選し、調味料などでの味付けも一切しないで与えることが重要です。

2.猫のすぐ近くでアロマを炊く

アロマの瓶

人間にとってアロマは癒し効果などが期待でき「からだに良いもの」という印象を持っている人も多いかと思います。

しかし、猫にとってはアロマの匂いに含まれる成分が毒となってしまう場合もあるため注意が必要です。

アロマの精油の中には、猫の肝臓では分解できない成分が含まれており、解毒ができずに体内に溜まってしまう危険性があります。

また、精油を誤って猫が舐めてしまい死亡してしまったケースもあるため非常に危険です。

なので、できる限り猫がいる空間でアロマは炊かないようにしましょう。

3.猫の手の届く場所に危険物を置く

手を伸ばす猫

猫の手の届く場所に、鋭利なものや毒になる食べ物、誤飲すると窒息の危険がある物などは絶対に置かないようにしましょう。

うっかり目を離した隙に愛猫が怪我や誤飲をしてしまった…というケースは非常に多いです。

そのため、猫と一緒に暮らす場合には、日頃から以下のような習慣をつけておく必要があります。

  • 猫が立ち入る可能性のある部屋には危険物は置かない
  • 危険な物は使い終わったら必ず猫が触れない場所で厳重に保管する
  • 危険物をそのまま放置してその場を離れない

飼い主としてこれらのことを徹底することが重要です。

まとめ

フライパンの中に手を伸ばす猫

人間の暮らしの中には、猫の健康に悪影響を与える可能性があるものや行動が実はたくさん転がっています。

とりかえしのつかない状態にならないように、事前に対策を練っておきましょう。

まずは猫が危険なことに巻き込まれない環境を作ってあげることが大切です。

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