家猫でも『迷子対策』は必要!その方法や迷子になった時の対処法6つ

家猫でも『迷子対策』は必要!その方法や迷子になった時の対処法6つ

外の世界を知らない家猫にも、迷子対策は必要です。今回は脱走リスクのあるシチュエーションや、具体的な対策、万が一の時の対処法について紹介いたします。

家猫も要注意!!意外な脱走リスク

外を眺める猫

完全室内飼育の猫の縄張りは家の中です。

外に縄張りがない以上、脱走することはないだろうと安心していませんか?

それが、そうでもないのです。

確かに縄張りは室内のみですが、脱走リスクはゼロではありません。

ここでは、家猫でも注意してほしいシチュエーションを紹介いたします。

換気のために窓を開ける

ご時世柄、換気をする機会が増えましたよね。猫が飛び乗れる範囲の窓を開けているとしたら、要注意です。

鳥の鳴き声や葉っぱの動きに興味を持って、突進してしまう恐れがあります。

通常の網戸は案外外れやすいので気をつけましょう。

換気中はできるだけ目を離さないようにしてください。

余裕があればペット仕様の頑丈な網戸に変更しても良いかもしれません。

荷物の受け取り

宅急便を受け取っている最中は、どうしてもドライバーさんに気を取られてしまいます。この一瞬が本当に危ないのです。

筆者もヒヤッとした経験があります。

完全に外に出て受け取るか、猫がいる部屋の扉を確実に閉めてから玄関の扉を開けるようにしてください。

引越しによる縄張りの変化

住まいが変わると猫の縄張りも変化します。何となく落ち着かない気持ちから、昔の家に帰ろうとすることがあるのです。

実際に帰ってしまったという実例もありますし、距離的に不可能でも行動だけは実行してしまうことがあります。

新しい環境で縄張りが定着するまでは、油断しないでください。

引越しの際は、猫の寝具やトイレはそのまま持って行ってあげましょう。多少なりとも安心感に繋がります。

家猫にも迷子対策を!!

マイクロチップをいれた猫のイラスト

室内暮らしに慣れた猫でも、脱走するリスクがありました。ひとりで外出したことのない猫にも迷子対策が必要です。

ここからは具体的な対策と、万が一脱走してしまった際の対処法を6つ紹介いたします。

1.迷子札付きの首輪をつける

迷子札付きの首輪を装着することで、猫の名前と飼い主さんの連絡先がひと目で分かります。

直接文字を刻めるチャームタイプのものであれば、文字が消える心配がありません。

2.マイクロチップを入れる

マイクロチップは体内に入れるものなので、紛失することがありません。迷子札よりも1歩踏み込んだ対策になります。

挿入には注射器を使用するため、動物病院で行われます。

費用は数千円から1万円程度です。飼い主さんの情報登録費として、別途費用が追加されます(オンライン:300円、紙媒体:1,000円)。

小さな円錐型の電子タグなので、体への負荷はほとんどないとされています。レントゲンやCT検査も可能です。

尚、自治体によっては助成金が支払われます。装着を検討している方は確認してみてください。

3.ステッカーを貼る

ドア開閉時の注意を促すために「猫がいます(飛び出し注意)」のステッカーを活用するのも良いでしょう。

玄関ドアや、インターホンの近くに貼っておくと伝わりやすいです。

4.迷子になったら「家の近く」から探す

外に全く縄張りを持たない家猫は、自分の意思でそれほど遠くに行くことはありません。

脱走に気づいたら、まずは家の周辺(敷地内で隠れそうな場所・軒下など)を徹底的に探してください。

時間が経ってしまうと、地域の野良猫に絡まれて遠くに行かざるを得ない状況になっています。

5.迷子チラシを貼る

懸命に探しても見つからなかった場合は、迷子チラシを作成して貼りましょう。

可能であれば、ご近所さんの協力も得ると良いでしょう。

近所に動物病院があれば、そこにも貼らせてもらいましょう。

6.保護されていそうな場所に連絡する

最寄りの警察署・保健所・愛護動物センターなどに連絡を入れ、愛猫が保護されていないか確認してみてください。

近所の動物病院にも問い合わせてみましょう。

まとめ

撫でられる猫

迷子の対策は家猫にも必要でした。

猫は学習能力や身体能力が優れているので、思いもよらぬタイミングで脱走することがあります。

必要に応じて、窓のストッパーや柵、ケージなどを取り入れながら脱走リスクを減らしていきましょう。それと同時に万が一に備えることも大切です。

特に春と秋は気をつけてください。恋の季節なので、避妊・去勢手術をしていない猫は飛び出してしまう恐れがあります。

将来的に繁殖を望まない場合は、手術を済ませることも対策になるで検討してみてください。

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