1.防音対策をする
猫は聴覚がとても発達しています。
加えて、大きな音を怖がったり、神経質な性格の猫も少なくありません。
中には、突然の大きな音に驚いて隠れてしまうケースもあるそうです。
そのため、家の内外で大きな音が絶えない環境は、猫にとってストレスになってしまう可能性も大きいでしょう。
もし家の周りで工事をすることが多い場合や車や電車がよく通る立地の場合には、猫のための防音対策をしてあげる必要が出てくるかもしれません。
もちろん家の中でも、大きすぎる音には配慮する必要があります。
中には大きな音がしても平気で寝られる猫もいますが、聞こえる音がなるべく小さくなるよう工夫してあげたいですね。
2.暗くて狭い場所にベッドを置く
猫は高い場所と同じくらいに、狭くて暗い場所が好きですよね。
これは野生時代からそのような場所に身を隠していた習性のため、安全な家の中だとしても暗くて狭い場所は落ち着くのだそうです。
もし家の中にそのような愛猫の「お気に入りの場所」があるようでしたら、そこに猫ベッドを置いてみてあげましょう。
もちろん猫ベッドより段ボールのほうが好きな猫なら、段ボールに毛布を敷いたものでも構いません。
家の中に猫が好みそうなスペースがない場合は、家具の配置を変えるなどして「居心地の良い場所」を作ってあげるのも良いでしょう。
ふと見るとさっきまでそこにいたはずの猫の姿が見えない場合は、まずは一番に「愛猫の隠れ家」を覗いてみることをお忘れなく!
愛猫のお決まりの隠れ家スペースがあれば、「猫の姿が見えない!まさか脱走!?」と大騒ぎにならずに済みますよね。
3.快適な室温を保つ
猫は暖かい場所が好きですよね。
けれども、暑すぎると熱中症になってしまう可能性もあります。もちろん寒さも苦手です。
そのため、エアコンなどで室内の温度を調節してあげることで快適に眠れるようになってくれるでしょう。
実は猫の寝相から、猫が暑がっているか、寒がっているかは、ある程度判断できます。
「ニャンモナイト」と呼ばれる姿勢で丸くなり、顔まで隠している時は寒がっている可能性もあります。
猫にとって快適な温度は通年20~25度くらいだそうです。
エアコンがあまり必要ない季節も窓から外の風を入れると良いですね。
ただし窓を開ける際には、しっかりと脱走対策をしておきましょう。
まとめ
「猫にとって快適な寝床」と言っても、性格によっても違いますよね。
ふわふわのベッドさえあればどんなところでも快適、というものでもありません。
快適な寝床を提供するためには、まず室内を「安心して眠れる環境」に整えることが大切です。
その上で猫のお気に入りの場所にお気に入りのベッドを置くのが一番でしょう。
迎えた以上は猫も大切な家族の一員ですし、できるだけストレスを与えず穏やかに暮らして欲しいですよね。
そのために、猫の特性を知っておくのはとても良いことだと思いますよ。