感染対策必須!完全室内飼育でも注意すべき猫の『寄生虫』リスク3つ

感染対策必須!完全室内飼育でも注意すべき猫の『寄生虫』リスク3つ

飼い主さんの在宅時間が増えることで、見舞われるトラブルがある!? 今回は、猫でも油断できない寄生虫のリスクについて紹介いたします。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

室内生活でも要注意!!怖い寄生虫の話

猫のノミ対策

猫の身を襲う厄介な寄生虫。でも、それは外に出ていればの話でしょう?と思ったそこのあなた!

在宅時間が長い今、完全室内飼育でも油断できない危機に見舞われているのです。

ではなぜ飼い主さんが家にいると寄生虫のリスクが増えてしまうのでしょうか?

ここでは、気をつけてほしい寄生虫のリスクを紹介いたします。

1.蚊を媒介とするフィラリア

フィラリアとは犬糸状虫という寄生虫が心臓に入り込むことで発症する感染症です。

フィラリアに感染した動物を刺した蚊が、フィラリアをあちこちにうつしながら移動します。

犬に多いイメージがありますが、猫も感染する恐れがあります。

特に換気をする機会が増えた今、蚊が家庭内に侵入しやすくなっているのです。

蚊の活動時期は10月がピークですが、冬場も生息するものがいます。

蚊が多い地域にお住まいの場合は、猫にもフィラリア対策をしてあげましょう。

2.ノミによるアレルギー性皮膚炎

猫の皮膚にノミが寄生すると吸血され、痒みが発生します。

厄介なことに、1度ノミの被害に遭うと、駆除後にもアレルギー性皮膚炎を起こす可能性があります。

更にやっかいなのが、人にも影響がでます。

皮膚が弱い人や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では注意が必要です。

そもそも、ノミは室内では関係ないように思われがちですよね。

ところが、むしろ室内のほうがノミは繁殖しやすくカーペットなどに潜んでいます。室温が一定に保たれる・ホコリが増えるなどでもリスクが上がってしまうのです。

3.瓜実条虫による感染症

ノミのお話は更に続きます。

「瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)」という寄生虫を宿して成長したノミが猫の体内に入ると、消化器官内に瓜実条虫が棲みついてしまいます。

ほとんどの場合は無症状ですが、排出された時に肛門付近を気にすることが多くなる猫もいます。

万が一増殖してしまうと、下痢・腹痛・痙攣などの症状があらわれることも。

ノミを口にしなければ感染しないので、皮膚炎ほどリスクは高くないかもしれませんが、それでも気をつけてください。

便に米粒のような物体が混ざっていたら、早めに診察を受けましょう。

感染を防ぐには?

猫と掃除

先ほど紹介した3つのリスクは、普段の生活の中である程度防ぐことができます。

こちらでは、その予防方法を紹介いたします。

蚊除けグッズを使う

猫がいるご家庭でも安心して使える蚊除けグッズがあります。

  • 外に吊り下げるタイプ
  • ペット用蚊取り線香
  • 室内用ベープ

これらをフィラリア対策の薬と併用しながら、蚊の接近を防ぎましょう。

あとは皮膚に垂らすタイプの予防薬が猫さんでもあるのでそれを使うのが確実です。

こまめに掃除をする

在宅時間が長いと、どうしてもホコリや汚れが増えてしまいます。

ノミ対策の薬だけに頼らず、こまめに掃除をすると良いでしょう。

掃除といっても大掛かりなものでなくて大丈夫です。

クイックルワイパーであれば時間帯を問わず、さっと終わらせることができます。

ドライタイプで先にホコリを除去してから水拭きをしたほうが効率が上がります。

ブラッシングをする

猫はどこでも寝転がります。こまめに掃除をしていても、知らぬ間にホコリが付着してしまう可能性があります。

そこでブラッシングを取り入れましょう。

短毛の場合も1週間に1回はブラシをかけると安心です。

ブラッシングには、猫の毛艶が良くなるだけでなく、血行も良くなるというメリットもあります。

あとはこちらも予防薬がありますので使用するのも一つの方法です。

まとめ

痒い猫

おうち時間が増えることで愛猫と過ごす時間ができ、嬉しく思う飼い主さんも多いでしょう。

しかしその反面、蚊が侵入しやすくなったり、ノミが繁殖しやすい環境になる危険性が増してしまいます。

特に、ノミのトラブルは人間にも影響してくるので、お互いの幸せのためにもしっかり対策しておきたいですね。

室内暮らしだから大丈夫、などと決して油断しないように気をつけましょう。

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