猫を『猫カゼ』から守ろう!今すぐ実践すべき5つの予防策

猫を『猫カゼ』から守ろう!今すぐ実践すべき5つの予防策

「猫カゼ」は人のカゼのような症状が猫にあらわれる病気です。ウイルスや細菌が原因で、命に関わるほど症状が重くなる場合もあります。猫カゼから愛猫を守るためにできる予防策をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.ワクチン接種

猫と注射器

猫カゼはウイルスや細菌が猫に感染して、人のカゼと似た症状があらわれる病気です。

そして猫カゼはワクチンで予防することができます。しかし、100%予防できるわけではありません。

ですが、ワクチンを接種することで、感染しても症状を軽くしたり、ウイルスの排出量を減らして他の猫への感染をできるだけ防いだりすることができます。

ワクチンは3種5種など種類があります。動物病院でどのワクチンをいつ接種するのかなど相談して決めましょう。

2.完全室内飼育

クッションの上に寝そべる猫

外で暮らす猫との接触が感染の原因のひとつです。

猫を室内で飼育して外に出さないことで、猫カゼに感染するリスクを減らすことができます。

室内で飼育することは猫カゼ以外にも、猫同士の喧嘩による怪我や他の感染症を防ぐなどメリットがあります。

しかし、室内で暮らしているからと言って猫カゼに感染しないということはないため、ワクチンで予防する必要があります。

3.外からウイルスを持ち込まない

なでられる猫

飼い主さんが家の外で猫にさわり、その手で自宅の猫を触ることで猫カゼに感染してしまうことがあります。

帰宅したら手を洗ってから猫に触るようにしましょう。

4.猫同士の接触

寄り添う2匹の猫

猫カゼは鼻水や咳などの飛沫、猫同士の毛づくろいやじゃれ合いなどの接触によってうつります。

猫カゼの症状がある猫と他の猫が接触しないようにしましょう。

多頭飼育の場合は症状のある猫は隔離した方がいいです。

また、外で暮らす猫と網戸越しでも感染することがあるので注意しましょう。

5.ストレスの少ない環境を作る

並ぶ3匹の猫

猫カゼの原因となる猫ヘルペスウイルスに感染すると、症状が治まっても体内にウイルスを保有した状態になります。

猫がストレスを感じているとき、体力が落ちているときに再発することがあります。

また、冬は人が風邪をひきやすいように、猫も冬は猫カゼにかかりやすくなります。

食事、運動、室温、湿度など猫がストレスを感じないような快適な環境を作って猫カゼを予防しましょう。

まとめ

毛布にもぐる猫

猫が猫カゼにかからないようにするには、ワクチンを接種することが一番の予防策です。

動物病院に相談をしてワクチンを接種するようにしましょう。

他には、外に出さず室内で飼育する、他の猫からうつらないようにする、猫のストレス対策や快適に暮らせるように環境を整えることなどが対策として挙げられます。

症状が重くなり、子猫や老猫では命に関わる状況になる場合もあります。猫カゼから愛猫を守るために対策をしていきましょう。

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