1.邪魔をする
お世話をしたり、抱っこをしようとすると猫が警戒してリラックスできず、快適な睡眠がとれません。
猫が寝ている間は、爪を切ったり、ブラッシングをしたり普段嫌がってさせてくれないお世話ができる時間のように感じられます。
しかし、嫌なことを寝ている時にされると分かった途端に、猫が警戒をしてしまいます。
眠っている間は猫の邪魔をしないようにしましょう。同じように、自ら抱っこを要求していない時に抱っこをすることなどで睡眠を妨げてもいけません。
2.環境が落ち着かない
静かな環境でないと猫が落ち着くことができず、ゆっくりと眠ることができません。
「突然大きな音が聞こえる」「来客や人の出入りが激しい」「他にも猫や動物がいて縄張り争いがある、仲が良くない」「引っ越しをした」など、猫がストレスを溜める要因は多くあります。
ストレスは、猫の睡眠不足を引き起こします。
来客については猫が人馴れしづらい性格ならば、頻繁に人を招かないようにする、家の外で会うようにするなど工夫をしましょう。
どうしても大きな音がしている環境ならば、隠れられる場所や窓など音源から遠い位置にいくつかの猫のベッドを用意しておくのも良いでしょう。
縄張り争いがある場合は、部屋を分けるなど、相性の見直しによりそれぞれの性格に合った環境づくりが必要になるかもしれません。
3.室温が快適ではない
寒すぎても暑すぎても、睡眠の質は落ちてしまいます。
寒すぎたり暑すぎたりすると、猫は快適な場所を探して移動を何度も行うため、リラックスして眠ることができなくなります。
基本は25度前後の過ごしやすい気温にして、気温差のある場所を適宜作っておきましょう。
もちろん、猫それぞれが感じる快適さは個人差がありますから、猫が自由に気持ちの良い場所をすぐに探せるように、部屋を自由に行き来できるようにしておくことも大切です。
4.不衛生な場所である
綺麗好きな猫にとって不潔な場所はリラックスできません。
気持ちよく眠れないために、何度も起きてしまうでしょう。
痒みを伴ったり、くしゃみや鼻水が止まらないこともあるかもしれません。
汚れや埃がたまらないよう掃除機や雑巾掛けをして、眠る場所には清潔なタオルやブランケットを敷いてあげましょう。
自分のにおいが消えたり、洗剤や消毒液のにおいがしていたりすると落ち着かない猫もいます。
全てを同時に掃除洗濯するのではなく、汚れた場所を中心に掃除するスポットクリーニングや、洗濯を1アイテムずつする方法がおすすめです。
まとめ
猫の『睡眠の質』が悪くなる4つの要因と改善策についてお伝えいたしました。
猫は我慢強く、人間の生活に寄り添ってくれるため、文句をあまり言いません。
しかし、気がついた時には手遅れになってしまうような状況は避けたいですよね。
猫が気持ちよく幸せに暮らせるような環境づくりを行い、もっともっとお互いに幸せになりましょう!