猫が『舐めてくる場所』でわかる3つの心理

猫が『舐めてくる場所』でわかる3つの心理

猫を飼っていると手や顔、髪の毛など、様々な場所を舐められた経験がある方も多いでしょう。ですが部位によって猫が「伝えたいこと」は違うようです。ではどんな心理の時にどの場所を舐めるのか?本記事で解説したいと思います!

1.足

足を舐める

飼い主さんが仕事や買い物などから帰宅した時に猫がニオイのチェックをしに来ることはよくありますよね。

これはもちろん「飼い主さんがどこに行っていたのか」を知りたいからです。

ですが、その後に素足になったりすると、猫がその足を舐めて来ることはありませんか?

こちらも猫にとっては、ニオイのチェックの延長のような感覚かも知れません。

つまり足を舐めることで飼い主さんの足に付いた「自分の知っている以外のニオイ」を消そうとしているんです。

帰宅した飼い主さんのニオイをチェックして、気に入らないものは消したいという心理が働いているんですね。

ちなみに飼い主さんがお風呂から出た後にせっせと足を舐めてくれるのは、逆に消えてしまった自分のニオイを付け直しているからのようです。

2.手

手を舐める子猫

猫が飼い主さんの手を舐めるのは大抵、愛猫を撫でている時ですよね。

もちろんおやつをあげた時も手にそのニオイが付いていれば「まだ食べたいなぁ」と舐めることもあります。

しかし、猫を撫でている時に舐めて来るのはそれとは全く理由が違います。

飼い主さんが撫でてくれて気持ちが良かったり嬉しい気分になった愛猫は、その「お礼」や「感謝」の気持ちとして飼い主さんの手を舐めてくれているんです♡

仲の良い猫同士がお互いを舐め合うような感覚で、飼い主さんの手を舐めているんですね。

もちろん「撫でてくれてありがとう」という気持ちが籠もっているので嫌な気分にはなりませんが、猫の唾液にはウィルスも含まれていますので、くれぐれも愛猫に見られないように手を洗うことも忘れずに。

3.顔

鼻を舐める猫

猫が飼い主さんの顔を舐める時は、足や手の時よりも近づかなければいけませんよね。

そのため、猫が自分から顔を舐めに来る場合は、飼い主さんへの最大級の愛情を示してくれている時です。

警戒心の強い猫は、自らが危険だと認識している相手に近づくことはありません。

足や手を舐める時ももちろん、飼い主さんのことを信頼してはいます。

けれども平気で顔に近づくということは、パーソナルスペースを大切にする猫にとって「家族同等」の相手だと認識しているからです。

つまり、もしも愛猫が手や足ではなく顔を舐めに来てくれた時は、飼い主さんにとってはとても光栄な瞬間かもしれませんね。

ザラザラとした舌は痛いですが、その感触も堪能できるのは猫好きにとってとても嬉しいことでしょう♡

我が家の猫は頻繁に鼻を舐めてくれますが、舐めすぎで筆者の鼻の皮が擦り向けたこともあります(笑)

まとめ

舌を出す猫

猫にとって飼い主さんの手足や顔を舐めてくれるのは信頼の証でもあります。

猫は基本的に好意を持った相手にしか近づきませんが、家族みんなのことが大好きでも「舐める相手」は選んでいる節もあります。

我が家でも手は家族全員が舐めてもらった経験がありますが、顔を舐めに来るのは特定の人間に対してだけです。

どんな基準なのかは猫にしか分かりませんが、少なくとも猫自身が「自分の親だと思っている相手」に対して見せる行為のような気がします。

猫は自分のニオイを消すために起きている間はよくグルーミングをしているので、初めて猫を飼った方は「まさか猫からクサイと思われてる!?」と不安になったこともあるかもしれません。

しかし、飼い主さんを舐めてくれるのは猫の愛情表現なのです。

飼い主さん自身がクサイという理由ではありませんのでご安心くださいね。

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