猫がよく眠れなくなる原因は?
猫が眠れなくなる原因として、室温はとても大切なポイントのひとつです。暑すぎても寒すぎても猫はぐっすり眠れません。
また普段と違う場所や来客、近所の工事の音なども熟睡を妨げます。
さらに仲のいい同居者(人や犬猫)の外出・死去などでは寂しさや不安から眠れなくなりますし、病気や怪我で痛みなどの不快感があれば当然眠りは妨げられます。
猫の寝不足の症状
寝不足原因がストレスの場合は、
- すぐ怒る
- イタズラが増える
- 人や同居動物に八つ当たりする
などでストレス発散を試みたり、安心を得るために
- 必要以上につきまとう
- 甘え方が激しい
などの行動変化が見られます。さらに、
- 日向を避ける
- 物陰に隠れて出てこない
- すぐ目を覚ます
- 食欲低下
などの症状になると深刻で、原因には怪我や病気、メンタルダメージが考えられます。
猫の寝姿から見る熟睡判断
寝姿からも、猫の睡眠状況が判断できます。例えば、
- 四肢を投げ出している
- ヘソ天気味の仰向け
- アンモナイトのように丸まる
- 明るい場所が好き
などはぐっすり眠る体力があり、環境に順応しているときの姿です。
逆に「香箱」や「スフィンクス座り」などうずくまった姿勢が圧倒的に多く、暗い場所を好むときには、調子が悪いか安心できていない可能性があります。
眠れない猫の寝不足対策4つ
1.当然ですが、取り除けるストレス原因は可能な限り取り除きましょう。
2.ストレスが排除しきれない場合には、今よりさらに快適な隠れ家的寝床を用意します。
3.その上で大切なのが「飼い主さんとの時間」。遊びで身体を動かせばそれだけで快眠に繋がりますし、気を紛らわせることも可能です。安心感やいたわりの気持ちも伝わりますので、様子を見つつ少しずつ遊びに誘いましょう。また好きな猫ならブラッシングもおすすめです。
4.病気や怪我の場合も落ち着いて眠れるベッドが不可欠ですが、まずは治療第一です。治療が進めば深い眠りが訪れますし、ぐっすり眠ればそれだけ快復力がアップします。
まとめ
猫は1日の大半を眠りに費やす超ロングスリーパーですので、寝不足は猫にとって大敵です。
しかし猫は寝不足を訴えるすべを持ちません。
そのため、寝不足と判断するには、猫の行動変化に着目し、環境変化にも敏感になる必要があります。
さらに猫の寝姿観察も役に立ちます。
実は何気ない愛猫写真は、とても優れた観察日記です。
ぜひ携帯やパソコンのアルバム機能やSNSに愛猫の寝姿もコレクションして、ときどき見返してみてくださいね。