1.要求があるから

猫が出待ちをするのは、帰ってきた飼い主に言いたいこと、つまり要求があるからです。
一刻も早くその要求を叶えて欲しくて待っているのです。
猫は単独行動の動物なので、ひとりでの留守番もそれほど苦にはなりません。
それでも長時間ひとりで待っていると、退屈になったり、お腹もすいてくるでしょう。
帰ってきた飼い主に「遊んで」「ごはんちょうだい」などと、要求しているのです。
2.自分のにおいをつけたいから

猫は、飼い主に自分のにおいを早くつけたくて出待ちしていることもあります。
猫が自分のにおいをつけるのは、縄張りを主張するためです。
室内で、壁や家具に頭をこすることがありますが、それは、自分のにおいをつけて安心しているのです。
飼い主に対してもスリスリとこすりつける動作をすることがありますね。
人間に対しても、においをつけて自分のものだとアピールするのです。それだけ、その人のことが好きな証です。
外出先から戻った飼い主は、愛猫が知らないにおいがプンプンしています。
猫は少々不安なのかもしれません。そこで、自分のにおいを早くつけたいのです。
入浴中の飼い主を出待ちする猫もいますが、お風呂で洗い流されてしまった自分のにおいを早く飼い主につけたいのでしょう。
3.お気に入りの場所だから

玄関で猫が待っていたら嬉しいものですが、飼い主を迎えるというより、気に入っている場所だからそこにいた、というだけのこともあります。
玄関マットがお気に入りの昼寝場所だったり、夏場などは涼しい場所を求めて玄関にいるということも考えられますね。
また、出待ちをするのが習慣になっていることもあります。
4.興味がある場所だから
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トイレやお風呂に入っている飼い主を出待ちしている時は、そこが興味のある場所だからということも考えられます。
家の中のほとんどの場所を自由に行き来することができても、猫がトイレや浴室に入る機会は少ないでしょう。
よく知らない場所に飼い主が入っていったので、興味津々で待っているのです。
水の流れる音に興味を持って、水場で出待ちをすることも考えられます。
まとめ

ドアを開けたらそこに猫が待っていてくれた…嬉しくてスキンシップしたくなりますが、撫でたり抱っこしようとすると逃げてしまうことも。
スキンシップを求めて出待ちする猫もいるでしょうが、多くの場合は別の理由だからです。
それでも、飼い主を出迎えてくれるのは、やはり飼い主を信頼しているからに違いありません。
待っていてくれた猫の要求に応えてあげたいですね。