一人暮らしで猫を迎えても大丈夫?
一人暮らしだけれど、猫を家族に迎えたい!
その夢は叶えられるものなのでしょうか?
後ほど詳しく紹介しますが、備えと工夫があれば猫と一緒に暮らすことができます。
備えの前に、次のような環境は整っているでしょうか。
- ペット可(猫OK)な住居であること
- 引越しを伴う転勤がないこと
- 動物病院ペットホテルがあること
- 自分+猫の生活費があること
愛猫が15年生きてくれるとして、生涯にかかる費用はおよそ240万円です(1匹の場合)。病気をすればもっとかかる可能性もあり得ます。
どんな備えがあれば安心?
1人で猫を育てる場合、どのような備えと工夫があれば安心できるでしょうか。
ここでいくつか例を挙げてみます。
1.ご飯とお水を置いておく
猫は少量の食事を数回に分けて食べる動物です。
1日の目安量を守ることを前提に、数箇所に分けてご飯を配置しておくと安心です。自動給餌器を活用しても良いでしょう。
新鮮な飲み水も重要です。ご飯と同様に数箇所に分けて設置しておきましょう。
必ず腐敗しない場所を選んでください。お水も、ウォーターサーバーを活用すると便利です。
2.トイレの環境を整えておく
猫は臭いを気にする動物なので、トイレが汚いと我慢してしまうことがあります。
トイレは猫の数+1個は必ず用意し、留守番時間が長い場合は、砂を多めに入れておきましょう。
外出前には必ずチェックし、排泄物があれば取ってあげましょう。
3.夜間救急の動物病院を探しておく
一人暮らしだと、愛猫の体調不良に気づく時間帯が夜間になることも多いでしょう。
いざという時のために、夜間救急の動物病院を探しておいてください。
何度も嘔吐を繰り返す・血尿や血便が出ている・痙攣を起こしたなどの症状が見られたらすぐに診てもらいましょう。
4.預け先を見つけておく
2日以上家を空ける場合は、シッターさんにお世話をお願いするか、どこかに預ける必要があります。
家に誰かが入ることが不安なのであれば、ペットホテルがおすすめです。雰囲気が良い場所を見つけておくと良いでしょう。
持病がある場合は、空きがあれば動物病院で預かってくれることもあります。
かかりつけの病院に予めシステムなどを聞いておくと安心です。
5.万が一の時、面倒を見てくれる人がいる
数日の外泊ではなく長期入院になってしまった場合、そしてこれはあまり考えたくないのですが、飼い主さんが突然命を落としてしまった場合、残された愛猫を託せる人はいますか?
もちろん難しいことなので、絶対とは言えませんが、万が一の時に「この人なら大丈夫」という人がいると安心です。
猫はひとりで寂しくないの?
少々重たい話になってしまいましたが、最近は物騒な世の中なので余裕がある時に考えてみてください。
ところで、猫自身はひとりで留守番をしていて寂しくないのでしょうか。
これは性格による個体差がありますが、日中はほとんど寝て過ごしているので寂しくはないでしょう。
ただ、退屈してしまうことがあるので、誤飲のリスクが少ない大きめのおもちゃなどを置いておくと良いでしょう。
帰宅後は、必ずスキンシップをとる時間を作ってあげてください。
帰宅したら撫でてくれる、遊んでくれると分かっていれば、猫も不安になりません。
まとめ
一人暮らしの生活に猫がいると、癒しや生きがいが増えるでしょう。
でもその分、1人だからこその備えが重要になります。
食事と水の確保、ストレスなくトイレが使えること、室内で退屈しのぎができる環境を整えてあげましょう。
余裕があれば、ペットカメラがあると留守中の様子が分かるでしょう。
そして、いざという時に頼れ病院やペットホテルも探しておきましょう。