1.完全室内飼いにする
猫の平均寿命は家猫が15歳ぐらいとされていますがこれは屋外で暮らしている野良猫達に比べるとずっと長い方です。
野良猫の場合寿命はだいたい5歳から10歳と家猫よりもかなり短いです。
これは野生の生活が厳しいのはもちろんですが、屋外にいることで感染症のリスクが高くなることや喧嘩による怪我、事故などにも合いやすいということも理由です。
ちなみに飼い猫ではあっても普段はあまり家におらず、半野良のような生活をしている猫の場合も、やはり13歳と完全室内飼いの猫よりは寿命が短くなる傾向です。
このようなことから、愛猫に、より長生きしてもらいたいと考えるのであれば「完全室内飼い」が推奨されます。
2.水分をまめに摂取する
猫はとても腎臓病を患いやすいと言われていますが、これは猫の特殊な体の機能が関係しています。
猫は元々砂漠などとても暑い地方に住んでいたとされ、そのような場所では飲み水を確保するのも一苦労でした。
そのような環境の中で猫は少ない水分をできる限り体内で活用し、最後に濃縮されたおしっことして排出するという技を身につけました。
しかし少量の水分を体の中でうまく使えるのはいいのですが、逆に濃縮されたおしっこを解毒する腎臓には大きな負担がかかることになってしまったのです。
このように猫は体の構造上、とても腎臓病になりやすい動物なのですが、飼い猫の場合、水分をこまめに摂取することで尿を薄め腎臓の負担を減らすことができます。
猫に水分をこまめに摂ってもらうには餌皿などの横に置くだけでなく、普段猫がよく通る場所に給水所を設置すると自然に水分補給してもらいやすいようです。
3.猫に有害になる成分を使わない
タバコは人間の体にも悪影響があると言われていますがこれは猫も同じことです。
特に猫は高い場所などで過ごすことが多いので、飼い主さんが吸ったタバコの煙の悪影響を受けやすいとされています。
では、煙の出ない電子タバコなどはどうなのでしょうか。
実はこれもやはり危険性があり、飼い主の服に付着したタバコの成分をなめることで猫に健康に被害があると言われています。
さらにこれはタバコではないのですが、自宅でアロマなどを焚いている方も要注意です。
例えば猫にはティーツリーなどの成分は毒性が強いとされていますが、他にも鼻や皮膚から体内に入ると猫にとっては危険というアロマもあるでしょう。
もちろんオイル自体をなめることも危険です。
このようにタバコはもちろん悪影響ですが、アロマなど人間には良いものでも、猫には危険が及ぶ製品もあるため、使用を見直すことも必要でしょう。
4.猫がストレスを感じにくい環境づくりをする
ストレスは人間の健康にも悪影響ですが猫も同様です。
猫の場合、耳や鼻が人間よりずっと敏感なので五感に与えられる刺激もストレスになりやすいようです。
例えば先ほど書いたようにアロマテラピーのオイルは、猫にとって危険な成分である可能性が高いだけでなく、香りの面からも猫にストレスを与えていることがあります。
猫は柑橘系など、人間が心地よいと感じる香りが苦手であるなど、知らず知らずのうちにニオイストレスを感じていることも多いようです。
また他にも寝る時に人間が付けている常夜灯が猫にはまぶしいと感じられたり、入眠時の音楽なども猫の眠りを妨げストレスになっている可能性があります。
このように人間は何も感じないもしくは心地よく感じるという場合でも猫に強いストレスとなっているということもあります。
環境を見直しより猫がストレスを感じにくい環境を作ってあげることは健康ひいては長命につながるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?猫のために飼い主さんができることはいろいろありましたね。
水分補給や過ごしやすい環境作りなど様々な方向性から猫の寿命を長くしてあげる工夫ができるようです。
ぜひ今回の記事を猫ちゃんの健康と長寿に役立ててくださいね。